斎藤修の重賞ピックアップ

【10/30金沢・兼六園ジュニアカップ】門別のオープン好走実績でノブノビスケッツ

 金沢シンデレラカップで遠征勢を相手にせずデビューから無敵の6連勝としたショウガタップリは、11月8日の川崎・ローレル賞に遠征予定とあってここは不在。となると、北海道からの転入馬が強そう。
 門別でデビューしたノブノビスケッツは初勝利まで6戦とかかったが、その後は3着以内を外さず1700メートルの2歳オープンで3着と好走。転入初戦となった若武者特別はカレイジャスをなんとか振り切ったというレースで、勝ちタイムの1分37秒9というのも、ショウガタップリが制した金沢シンデレラカップより2秒以上も遅かった。しかしながら向正面までは行きたがる馬を青柳騎手がなんとか抑えてという道中で、直線ではカレイジャスが差し切るような勢いだったが、並ばれても抜かせなかった。そのレースぶりから、おそらく相手なりに走るタイプで、強い相手と対戦すれば、タイムも必然的に詰めらそう。
 ピンクビジョンはここまで6戦2勝、2着4回。そのうちショウガタップリの2着が3回。しかもタイム差は0秒6差以内という善戦。金沢デビュー馬ではショウガタップリに次ぐナンバー2といってもよさそう。前走ショウガタップリが不在となった金沢デビュー馬限定のくろゆり賞では好位から直線で抜け出し着差以上の完勝だった。
 北海道から転入初戦となるエムオージェネラルは、デビュー2戦目の未勝利戦を勝ったのみだが、ここまで6戦してすべて3着以内。距離も1700メートルまで経験しており、勝ち負けまで期待できる。
 くろゆり賞でピンクビジョンに1馬身半差で2着だったダイヤモンドライン、転入初戦の金沢シンデレラカップでいきなりショウガタップリと対戦して4着だったミオソフィアらも連下争いなら。
 ◎2ノブノビスケッツ
 ○3ピンクビジョン
 ▲6エムオージェネラル
 △8ダイヤモンドライン
 △4ミオソフィア
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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