斎藤修の重賞ピックアップ

【11/11名古屋・東海菊花賞】充実見せる10歳馬ウインユニファイド

 昨年までの1900メートルから競馬場移転によって2100メートルに距離延長となり、12月に行われる名古屋グランプリJpnIIは逆に2500メートルから2100メートルとなって、そのトライアルとしての位置づけが明確になった。南関東から4頭、いずれもダート長距離で実績を残している馬たちが遠征してきた。
 地元のウインユニファイドは10歳にして充実という言葉が適当かどうかわからないが、トリトン争覇で重賞初勝利を果たすと、佐賀に遠征しての鳥栖大賞では大井や兵庫からの遠征馬を相手に4コーナーで先頭に立つと後続を引き離して5馬身差の圧勝。そこから2カ月の余裕をもって臨む一戦。地元でその強さをあらためて示したいところ。
 相手は船橋のトーセンブル。今年のオグリキャップ記念ではウインユニファイドに3馬身差をつけて完勝。昨年は園田2400メートルの六甲盃を制すなど2000メートルでも距離不足という感じで長距離で能力を発揮する。今回はウインユニファイドの地元でどうか。
 コバルトウィングは船橋2200メートルを含め目下4連勝。前走がA2B1特別勝ちだが、トーセンブルがしばらく南関東のオープンクラスでは勝ち星から遠ざかっているという状況だけに、この馬の成績でも十分通用しそう。
 タカジョーはオグリキャップ記念がトーセンブルから差のある9着で、その後も南関東ではC1特別を連勝したまで。ただ金沢に遠征してのイヌワシ賞では3着に健闘しており、連下争いまでなら。
 今年2月の梅見月杯ではウインユニファイドや遠征勢を負かしているトミケンシャイリだが、今回は4月以来の休み明けでどうか。
 近走やや苦戦が続いているシュプレノンは2000メートルを超える距離ではたびたび好走があり、軽視はできない。
 ◎9ウインユニファイド
 ○2トーセンブル
 ▲8コバルトウィング
 △1タカジョー
 △3トミケンシャイリ
 △7シュプレノン
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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