斎藤修の重賞ピックアップ

【11/13盛岡・プリンセスカップ】北海道勢でもライトニングブルー中心

 ライトニングブルーは門別のデビュー戦、フレッシュチャレンジを勝ったのみだが、栄冠賞はゴール前で先頭に立ってほとんど勝ったと思ったところ、大外を強襲した馬にわずかにとらえられて2着。続くオープンでも2着に好走した。その後の前2走は着外だったが、レベルの高いところでの争い。今回のメンバーに入れば能力上位は間違いない。
 地元筆頭はフジラプンツェル。デビューから5戦全勝で望んだ南部駒賞は1番人気に支持されるも遠征馬相手に4着に敗れたが、そこを勝った北海道のエイシンケプラー、2着だった船橋のナイトオブバンドは、その後、芝のジュニアグランプリにも再び遠征し、それぞれ5着、2着に好走したからやはりレベルが高かった。今回も北海道から5頭が遠征してきたが、南部駒賞と比べるとメンバーは楽になっった。リベンジを期待できそう。
 キューティロメラは門別でのデビュー戦となった7月のフレッシュチャレンジでは1000メートル59秒7という抜群のタイムで圧勝。続くウィナーズチャレンジでも2着に好走し、エーデルワイス賞JpnIIIでは13着に敗れたものの、ここまでキャリア3戦だけにまだまだ成長の余地はありそう。
 エイシンエイトは遠征した園田プリンセスカップで3着。一度左回りのコースを経験し、今度は広い盛岡の1400メートルなら能力を発揮しそう。
 レモンアイカーは、重賞や中央芝挑戦では結果が出ていないが、デビュー2戦目の2歳オープンでは雨で水の浮く馬場で1000メートル1分0秒5という好タイムで3着。今回の盛岡競馬場では雨予報が出ており、馬場を味方に久々に好走の可能性も。
 ◎3ライトニングブルー
 ○5フジラプンツェル
 ▲1キューティロメラ
 △10エイシンエイト
 △8レモンアイカー
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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