斎藤修の重賞ピックアップ

【1/2ばんえい・帯広記念】軽馬場でもこの重量ならメジロゴーリキ

 メジロゴーリキは今シーズン2勝だが、不利と言われた軽い重量のドリームエイジカップでは一か八かの逃げの手に出て後続を振り切った。昨シーズンばんえい記念を制しているように、本来は高重量戦で力を発揮するタイプ。それで軽い馬場もこなせるなら、最有力といえそう。
 アオノブラックは、今シーズンは夏をしっかり休んだぶん、秋以降も好調。北見記念は870kgのトップハンデで障害先頭から、混戦の2着争いを尻目に完勝。今回の920kgは楽ではないが、こなせない重量ではない。
 メムロボブサップは今シーズンもここまで12戦して7勝、2着3回、3・4着各1回と崩れることがない。賞金を稼いだぶん、昨年と同じトップハンデ930kgがどうかにつきる。昨年は9着だったが、その後ばんいえ記念で2着など、年を重ねて高重量もこなせるようになっているので、昨年のような惨敗ということはなさそう。
 岩見沢記念を9番人気で逃げ切ったインビクタは、その後北見記念の障害で競走中止となっているように、この重量がこなせるかどうかと、障害のタイミング次第。
 ゴールデンフウジンは重賞タイトルは2歳時のナナカマド賞のみだが、北見記念2着があるだけに、ここでもという可能性はある。
 ◎7メジロゴーリキ
 ○10アオノブラック
 ▲3メムロボブサップ
 △2インビクタ
 △5ゴールデンフウジン
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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