斎藤修の重賞ピックアップ

【2/12ばんえい・黒ユリ賞】スーパーチヨコの相手探し

 4勝馬が内に4頭、3勝馬が外に6頭と、パット見では能力拮抗かと思えるメンバーだが、戦ってきた相手を見るとスーパーチヨコの実力が一枚抜けている。先週の翔雲賞で2着だったマルホンリョウユウと勝ったり負けたりで、4走前の4着は、翔雲賞をトップハンデで制したキョウエイプラスに2秒5差。牝馬同士なら負けられない一戦だ。
 そのほかはそれほど差なく、であれば近走の上昇度でベニサクラを相手筆頭とした。2走前の7着は速い流れに前半置かれてしまい、それでも最後は前との差を詰めていた。前走A-2戦を勝利したが、20kg減に恵まれたことと、今回の1番枠は気になるところ。
 タカラヴェルベーヌは近走結果が出ていないが、昨年9月にいちい賞を勝ったことで賞金を積んでしまい、A-1戦で強敵との対戦が続いてきた。牝馬同士なら巻き返し可能だ。
 ルイズは12月30日のA-1戦こそ、勝ったスーパーチヨコに離されての5着だったが、その後はA-2戦で好走。
 ミュウは前走障害はそれほど差なく越えたが、ゴール前で一杯になってしまった。今回は全馬が一気の増量という条件ならペースが落ち着いたところで巻き返しに期待。
 ココロホマレは前走B-1とはいえ障害ひと腰先頭から2着に19秒2もの差をつけた。今回は相手強化となるが、牝馬同士ならチャンスはありそう。
 ◎2スーパーチヨコ
 ○1ベニサクラ
 ▲7タカラヴェルベーヌ
 △8ルイズ
 △6ミュウ
 △3ココロホマレ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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