斎藤修の重賞ピックアップ

【2/2名古屋・梅見月杯】充実の明け11歳ウインユニファイド

 惜しいところで重賞を勝ちきれなかったウインユニファイドが、昨年10歳で重賞3連勝。佐賀に遠征した鳥栖大賞では大井や兵庫からの遠征馬を相手に5馬身差の圧勝。地元に戻っての東海菊花賞は出走取消となったが、大晦日の東海ゴールドカップでは、直線、一騎打ちとなったアンタンスルフレを競り落としての勝利。明けて11歳になったが、衰えはなさそう。
 相手になるのは南関東勢。浦和のタカジョーは、昨年の東海菊花賞は3着だったが、先着されたのは同じく南関東からの遠征馬。タニノタビト、ナムラマホーホ、ブンブンマルら地元の重賞勝ち馬には先着した。今回のメンバーなら勝ち負けまで狙えそう。
 大井のタイサイは、一昨年12月に船橋のオープン特別を勝って以降、昨年は勝ち星がなかったが、園田に遠征した六甲盃がジンギに3/4馬身差の2着で、鳥栖大賞はウインユニファイドの5着。とはいえその後も川崎のオープン特別で3着があり、このメンバーなら上位争いが期待できそう。
 兵庫のアキュートガールは中央1勝クラスから移籍して5連勝で新春賞を制したが、52キロとハンデに恵まれたうえに、5連覇のかかったエイシンニシパの回避によってメンバーがやや軽くなった。一気の相手強化でどこまで。
 トミケンシャイリは1番人気に支持された名古屋記念では直線失速してしまったが、巻き返しを期待したいところ。
 その名古屋記念でブンブンマルは直線先頭に立ったところ、メルトに差し切られたが、前のトミケンシャイリを負かしにいったぶん出し抜けを食らった形。こちらも巻き返しなるかどうか。
 ◎7ウインユニファイド
 ○10タカジョー
 ▲11タイサイ
 △6アキュートガール
 △3トミケンシャイリ
 △1ブンブンマル
 
 梅見月杯の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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