斎藤修の重賞ピックアップ

【3/19水沢・あやめ賞】休み明けでも重賞連勝の期待ミニアチュール

 これまで4月に入ってからの実施だったあやめ賞が、今年は3月の特別開催で行われる。しかもここ2年は4月中旬に行われていたので1カ月も繰り上げられた。それゆえここが1月の水沢開催以来の出走だったり、すでに先週の開幕週に出走しての連闘だったり、あとは他地区からの転入馬だったり、臨戦過程はさまざま。
 そんななかで、正月の金杯を制して以来、満を持しての出走となるのがミニアチュール。2歳時にデビューした門別で2勝を挙げての転入で、初戦を圧勝すると、金杯では好位3番手追走から4コーナー手前で先頭に立つと、直線では混戦の2着争いを4馬身突き放しての完勝。冬休み明けでも重賞連勝の可能性大と見る。
 相手もやはり金杯組で、2着セイレジーナ、3着ケープライト。ともに先行3頭からはやや離れた4番手集団を追走し、勝負どころ3コーナーから仕掛けての直線の伸びが目立った。クビ差先着して2着だったのはセイレジーナだが、ケープライトは2歳時に若駒賞勝ちがあり、ここまで崩れたのは芝のジュニアグランプリだけということでは、ケープライトを上にとった。
 中央未勝利から転入初戦となるのがスノーパトロール。東京ダート1600メートルの未勝利戦で2着があり、そのほかのレースでも勝ち馬と1秒前後の差でゴールしているだけに、上位を狙える力はありそう。
 岩手生え抜きのユウユウレラシオンは、2歳時に5戦3勝、2着1回。連対を外したのは盛岡の芝だけ。ただ今回は9月以来の実戦となるだけにどこまで仕上がっているか。
 浦和からの転入初戦となるトウヨウノマジョは、デビューした門別で未勝利勝ち、浦和でも2歳時に1勝。浦和移籍後、10月から月1走のペースで順調に使われてきての転入初戦となる。
 ◎6ミニアチュール
 ○11ケープライト
 ▲1セイレジーナ
 △10スノーパトロール
 △9ユウユウレラシオン
 △3トウヨウノマジョ
 
 あやめ賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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