斎藤修の重賞ピックアップ

【5/14金沢・北日本新聞杯】復活なったかノブノビスケッツ

 5月2日のノトキリシマ賞を勝ってデビューからの連勝を9に伸ばしたショウガタップリが不在となって、しかし好調馬の多いメンバーで混戦となりそう。
 昨年10月に兼六園ジュニアカップを制したノブノビスケッツだが、その後の2戦が惨敗。しかし冬休み明けの今季初戦となった前走クリスタル特別では前3頭が競り合ったハイペースを中団から進出。3コーナーで先頭に立つと、追ってきたスカイピースを振り切っての勝利。1700メートルの勝ちタイム1分50秒6も重馬場とはいえまずまずのタイムで、復活の走りを見せそうだ。
 スカイピースは高知の3歳条件戦でも好成績を残しての転入。その初戦は前述のとおりノブノビスケッツに1馬身半差の2着で、続くノトキリシマ賞でもショウガタップリに1馬身半差で2着。3着馬には4馬身差をつけた。そこから中11日での出走になるが、調子上向きならノブノビスケッツに対して逆転の可能性も。
 ボストンコモンは中央未勝利から転入して2着のあと3連勝。2着には9馬身、6馬身、4馬身という差をつけての完勝だが、クラスを上げるにつれてその差は短くなっており、タイム的にもそれほど目立ったものではない。重賞初挑戦のここで勝ち切るにはさらなる上積みが必要。
 前走クリスタル特別では1番人気に支持されるもノブノスケッツの3着に敗れたエムオージェネラルには巻き返しのかかる一戦。
 マリンデュンデュンは5カ月ぶりの復帰戦から2連勝が、2着に大差、6馬身差と楽勝。休養期間に力をつけた可能性はある。
 中央未勝利から転入して2連勝のリュウノラファールは一気の相手強化でどこまでやれるか。
 ◎5ノブノビスケッツ
 ○6スカイピース
 ▲1ボストンコモン
 △4エムオージェネラル
 △10マリンデュンデュン
 △11リュウノラファール
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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