斎藤修の重賞ピックアップ

【6/15名古屋・トリトン争覇】前走好タイム圧勝のコウイチ

 中央2勝クラスから転入したコウイチはA級特別で3戦2勝。2走前の9着大敗は先行争いに巻き込まれての共倒れ。しかし前走浪貝特別では、逃げて3コーナー過ぎから徐々に後続との差を広げると8馬身差の圧勝。1700メートル良馬場の勝ちタイム1分47秒6は、昨年のこのレースのウインユニファイドの勝ちタイム1分47秒3(重)にコンマ3秒差と迫るもの。1番枠がどうかだが、13日の開催ではラチ沿いを走る馬も多く見られたため心配はなさそう。重賞初挑戦で一気の相手強化となるが、スタートからハナに立っての逃げ切りに期待する。
 ナムラマホーホは一昨年から昨年にかけて重賞5勝と実績最上位。ただ今年、重賞ではマーチカップの3着が最高で、昨年までの勢いがない。前走の準重賞・湾岸スターカップで2着ブリーザフレスカに3馬身差をつけての完勝で復調なら、あっさりまであっておかしくない。
 ノボリスターリーは、中央未勝利で転入し、下級条件から2着を外さず確実にクラスを上げてきた。重賞初挑戦となった東海菊花賞は5着に敗れたが、続く前走A2特別ではやはり安定した強さを見せた。まだ底を見せていないが、1700メートルの持ちタイムが1分50秒1では、ここで勝ち負けするにはもう少しタイムを詰める必要があるかもしれない。
 昨年の東海三冠馬タニノタビトは、その後古馬との対戦となって4着が最高という成績。ただダートグレードや交流のレベルが高いところで戦っているだけに、地元同士のここなら勝ち負けまであっておかしくない。
 湾岸スターカップでナムラマホーホの2着だったブリーザフレスカは重賞初挑戦。昨年3歳時は惜しいところで重賞に手が届かなかったコンビーノはA1特別でも結果を残しており、このメンバーに入って上位争いに食い込めるかどうか。
 ◎1コウイチ
 ○5ナムラマホーホ
 ▲10ノボリスターリー
 △6タニノタビト
 △8ブリーザフレスカ
 △11コンビーノ
 
 トリトン争覇の出走表はこちら

この予想印で投票
斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
この記事をシェアする

他の予想ブログ

地方競馬ブログTOP