斎藤修の重賞ピックアップ

【7/2ばんえい・柏林賞】キングフェスタ断然

 2歳シーズンに二冠と翔雲賞、3歳でも二冠を制したキングフェスタが実績的には抜けている。前哨戦ともいえるライラック賞では接戦となった2着争いを尻目にトップハンデながら完勝。昨年10月の秋雲特別で5kgハンデ差のヘッチャラに先着されて以降、同世代には先着を許していないことからも中心は外せない。
 ヘッチャラは2、3歳シーズンの重賞で何度も2着3着がありながら、なかなか勝利に至らなかったが、キングフェスタ不在となったポプラ賞を4歳ながらトップハンデで勝ちきった。さらに前走オープン混合のシルバーカップでも古馬一線級相手に4着と好走。ここのきての充実ぶりは評価できるのだが、ライラック賞で接戦の3着だったときが10番枠で、今度は1番枠という不運。キングフェスタと同じトップハンデで果たしでどこまで迫れるか。
 ツガルノヒロイモノは、ヘッチャラが勝ったポプラ賞では前4頭からかなり離れた5番手から追い込み、差のない4着に食い込んだ。さらに4歳の特別戦、すずらん賞、ライラック賞でともにヘッチャラに先着。そして前走ゴールドトロフィーを勝利と、この馬もここにきての充実ぶりを感じさせる1頭。ただ10kg差でキングフェスタを負かすまではどうか。
 クリスタルコルドは近走さっぱりだが、昨年3歳時は、ばんえい大賞典、はまなす賞を連勝。ばんえい菊花賞でも3着に好走した。世代限定重賞では、近走不振でも重賞実績馬が好走するパターンがよくある。
 ヤマカツエースもキングフェスタと同じトップハンデでどうかだが、ヤングチャンピオンシップを制したほか、重賞2着1回、3着2回という実績はあなどれない。
 ライラック賞で2着争い接戦の4着だったホクセイウンカイ、重賞2着3回のトワイチロらも連下でおさえておきたい。
 ◎7キングフェスタ
 ○1ヘッチャラ
 ▲6ツガルノヒロイモノ
 △4クリスタルコルド
 △2ヤマカツエース
 △8ホクセイウンカイ
 △3トワイチロ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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