斎藤修の重賞ピックアップ

【9/22名古屋・秋の鞍】適距離でポリゴンウェイヴ

 浦和のポリゴンウェイヴは羽田盃で12着に沈んだあと、高知優駿に遠征して2着。とはいえ勝ったユメノホノオから2秒1の大差をつけられた。この馬の適性は1600メートル以下とみる。前走スパーキングサマーカップは8着に沈んだが、さすがにこの時期の古馬一線級との対戦だけに厳しかったが、その厳しいペースを経験しての3歳馬同士なら、あらためて能力を発揮する。
 東京プリンセス賞で2着と好走した大井のボヌールバローズは東京ダービーに挑戦したが、さすがに歴代最強レベルといわれる牡馬の壁は厚かった。それでも続く前走では古馬B1B2特別で3馬身差の快勝は評価でき、2歳時のラブミーチャン記念以来の重賞タイトルに期待がかかる。2番枠という枠順的に大外のポリゴンウェイヴとの先行争いは有利かもしれない。ただ名古屋コースは開催によってラチ沿いの砂が重くなることもあり、そうなると逆に内枠はきびしくなる。果たして内枠が吉と出るか凶と出るか。
 2歳から3歳春にかけてはまったく目立たない存在だったペップセだが、東海ダービー6着のあと3連勝で笠松の重賞を2勝。ここに来ての充実ぶりが際立つ。東海ダービー以来の地元戦で、地の利を生かせば遠征勢とも互角以上にやれそうだ。
 船橋のナイトオブバンドは重賞2着4回のうち3回が盛岡の芝とダート。もうひとつはクラウンカップでポリゴンウェイヴに3/4馬身差。盛岡の芝も含め1500?1600メートルでは8戦3勝、2着3回という成績だけに、この距離に期待だ。
 名古屋移籍後、前走岐阜金賞で初めて惨敗を喫したリストンだが、春には重賞3勝を挙げており、巻き返しが期待される一戦。
 スマイルジョナスは、ぎふ清流カップを含めて目下4連勝と急上昇。この馬も◎○との先行争いでどんな展開になるか気になるところ。
 ◎12ポリゴンウェイヴ
 ○2ボヌールバローズ
 ▲1ペップセ
 △9ナイトオブバンド
 △5リストン
 △11スマイルジョナス
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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