斎藤修の重賞ピックアップ

【1/28ばんえい・ヒロインズカップ】トップハンデでもサクラヒメ

 昨年1番人気で5着に敗れたサクラヒメだが、初めて背負うトップハンデ820キロに加え、最大50キロのハンデ差はさすがに厳しかった。今年も最大ハンデ差は50キロだが、重量自体は10キロ軽くなった。なにより1年経過しての経験値が違う。昨年はまだ明け5歳で古馬一線級との対戦はなかったが、現在は堂々オープン1組の格付けで、前走はハンデ差があったとはいえ、アオノブラック、メジロゴーリキら最強クラスを相手に障害を越えて先頭に立ってからは手綱を持ったままの楽勝だった。昨年の雪辱に期待だ。たださすがに牝馬同士で50キロ差となると、ハイペースで引っ張られたときに第2障害で遅れる可能性もあり、頭固定ではなくあくまでも連軸としての狙い。
 相手には、サクラヒメと同世代のミソギホマレ。昨シーズンのクインカップ、天馬賞がサクラヒメの2着で、昨年末のレディースカップでもやはりサクラヒメの2着。それらがいずれもサクラヒメと同重量で、今回20キロ差となれば逆転の可能性もありそう。隣の枠だけに互いを意識したレースになりそうだ。
 ダイヤカツヒメは5月のカーネーションカップでは障害を先頭で越えると、サクラヒメを振り切って勝利。そのときが30キロ差で、今回40キロ差と重量差は楽になっているだけにチャンスはありそう。ただ昨年は今回と同じ770キロで9着に惨敗しているだけに、この重量でどうか。
 最軽量760キロのピュアリーナナセは、初めてのこの重量がこなせるかどうか。
 昨年の勝ち馬ナカゼンガキタは今シーズン7カ月の休養があり復帰して4戦。前走A1-2組戦では差のない4着と好走しており、サクラヒメと30キロのハンデ差なら好走は可能。
 昨年末のレディースカップで3着ダイヤカツヒメとそれほど差のない4着だったシンエイアロイも上位を狙えそう。
 ◎7サクラヒメ
 ○8ミソギホマレ
 ▲6ダイヤカツヒメ
 △2ピュアリーナナセ
 △1ナカゼンガキタ
 △10シンエイアロイ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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