斎藤修の重賞ピックアップ

【4/14水沢・赤松杯】岩手年度代表馬ノーブルサターンの始動戦

 昨年末、北上川大賞典、トウケイニセイ記念、桐花賞と重賞3連勝の快進撃を見せたのがノーブルサターン。春にはシアンモア記念も制しており、2023岩手競馬アワードでは、年度代表および4歳以上最優秀馬に選出された。明けて10歳になったが、その実績からは負けられない一戦だ。ただ昨年は、桐花賞を制して以来3カ月ぶりの実戦となったこのレースで4着に敗れていただけに、今回も休み明けの状態が気になるところ。
 トウケイニセイ記念、桐花賞でそれぞれノーブルサターンの2着、3着だったのがヴァケーション。ダートグレードや南関東遠征では苦戦しているが、一昨年春の転入以降、岩手の地元同士の対戦で3着以内を外したのは昨年のシアンモア記念(7着)だけ。まだ7歳でもあり、ベストのマイル戦ならノーブルサターンに迫る見せ場もありそうだ。
 フレイムウィングスは、北上川大賞典、桐花賞で、ともにノーブルサターンの2着で、桐花賞ではヴァケーションに先着した。昨年春の転入後、勝ち星こそないものの、6月のみちのく大賞典以降はマーキュリーカップJpnIII(6着)を度外視すれば3着以内を外していない。昨年秋以降の4戦はいずれも勝ち馬と1秒未満の差だけに、ここであっと言わせる場面もあるかもしれない。
 グランコージーは古馬になってから重賞タイトルこそないが、それでもたびたび善戦はしており、前走冬休み明け初戦となった1600メートルの弥生特別では格下相手ながら5馬身差の圧勝。上記3頭がいずれも桐花賞以来の実戦となるところ、ひと叩きしての上昇度で食い込む余地はありそう。
 浦和から中央障害戦を経験して転入初戦となるライアン、川崎で2戦して再転入初戦となるスズカゴウケツらも能力的にはそれほど見劣らない。
 ◎5ノーブルサターン
 ◯7ヴァケーション
 ▲3フレイムウィングス
 △6グランコージー
 △12ライアン
 △1スズカゴウケツ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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