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【6/13名古屋・トリトン争覇】インペリシャブルが逃げ切る

 インペリシャブルは、川崎所属時の2022年に遠征した兵庫ウインターカップ(姫路1400メートル)、東海桜花賞(名古屋1500メートル)を連勝。その後は勝ち星がなく南関東のオープンでは頭打ちという成績だったが、今年春に名古屋に移籍して3戦2勝。前走、今回と同じ1700メートルの皐月昇竜戦ではスタートから押してハナをとると、3コーナーから一気に後続との差を広げて圧勝。勝ちタイム1分47秒1(良馬場)は、昨年のこのレースでブリーザフレスカが稍重でマークしたコースレコードにコンマ2秒と迫る好タイムだった。今回はやや外目の枠に入ったが、すんなりハナが叶いそうなメンバーだけにスピードで押し切るとみる。
 ブリーザフレスカは昨年のこのレースが重賞初挑戦での勝利で、秋には秋桜賞、ゴールド争覇も制した。その後、勝ち星はないが、前走JpnIIの名古屋グランプリは度外視としても、2100メートルの東海菊花賞5着、東海桜花賞2着は、他地区から遠征してきた長距離のスペシャリストが相手だった。1700メートルで地元同士なら連覇のチャンスはありそう。
 トランスナショナルは、昨年金沢所属で出走した笠松・オータムカップを勝利。今年2月に大井で1戦したあと名古屋に転入。初戦の卯月昇竜戦はインペリシャブルの4着だったが、前走笠松1900メートルのぎふ長良川オープンは7馬身差圧勝。巻き返しのかかる一戦。
 レッドブロンクスは今年3月に笠松のマーチカップで3着好走。その後やや落ち込んだが、前走エメラルドオープンでは3コーナー過ぎで先頭に立って後続を寄せ付けずというレースぶりは復活を感じさせた。
 前走笠松の東海クラウンで5馬身差快勝のメイショウシルトも争覇圏。
 今年2月に梅見月杯を制したメルトは、ここ2戦の地方同士の重賞では一息という成績だが、2月以来の地元戦で巻き返したいところ。
 ◎8インペリシャブル
 ○12ブリーザフレスカ
 ▲11トランスナショナル
 △4レッドブロンクス
 △10メイショウシルト
 △1メルト
 
 トリトン争覇の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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