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【6/16高知優駿】プリフロオールインに二冠の期待

 プリフロオールインは、デビュー戦こそ2着だったものの、その後は危なげなく7連勝で黒潮皐月賞を制した。東京ダービー4着だったシンメデージーとの直接対決がいずれ期待されるところだが、今回は南関東からの遠征馬を除けばほとんど勝負付が済んだメンバーで、距離延長も望むところ。シンメデージーが東京ダービーで南関東勢をしりぞけて地方最先着だったことを思えば、遠征2頭が必ずしも南関東でトップクラスではないというレベルであれば負けられない一戦だ。
 相手筆頭はワンウォリアー。ここ3戦は姫路・園田に遠征して好走を続けた。プリフロオールインの2着も2度あり、2月の土佐水木特別では1馬身差に迫ったこともある。2歳時には1800メートルの満天星特別を制し、前走園田1870メートルの西日本クラシックでも4着と好走しているだけに距離経験も十分だ。
 遠征馬ではアムクラージュに期待。2歳8月に重賞・ルーキーズサマーカップを勝って以降、重賞のみを使われているが、やや波のある成績。2走前のクラウンカップでは、のちに東京ダービーJpnIで6着というシシュフォスの2着に好走した。距離も課題だが、高知の重い砂に適応できればプリフロオールインに迫る場面もあるかもしれない。
 サノノスピードは、中央未勝利から転入し、初戦を大差で圧勝すると、仙台屋桜特別、黒潮皐月賞でプリフロオールインの2着。ただ黒潮皐月賞では6馬身差をつけられただけに、距離延長となるここでどうだろう。
 ここに来て4連勝と急上昇のマジックセブンは、前走1800メートルの山桃特別を制した期待の1頭。ただ、一線級相手は2歳時の金の鞍賞以来となるだけに上位争いにからめるかどうか。
 山桃特別でマジックセブンの3着だったアグロドルチェも高知では6戦してまだ3着以内を外していない。
 ◎3プリフロオールイン
 ◯8ワンウォリアー
 ▲4アムクラージュ
 △5サノノスピード
 △1マジックセブン
 △7アグロドルチェ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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