斎藤修の重賞ピックアップ

【7/21高知・トレノ賞】底を見せていないヘルシャフト

 ヘルシャフトはあまり順調には使えなかった中央・兵庫でもオープンや重賞で上位の実績があり、高知移籍後は最下級条件から快進撃。まさに叩き上げという感じで今年、黒潮スプリンターズカップ、御厨人窟賞を、ともに2着に5馬身差をつけて圧勝。その後、黒船賞JpnIIIで2着、オグリキャップ記念でもゴール前3頭接戦の2着と全国レベルでも好走。そのオグリキャップ記念では、直線、浦和のオメガレインボーと直線併せたところ、タイガーインディに内を掬われたという2着なので、負けて強しの内容だった。それ以来、2カ月近い十分な間隔をとっており、地元同士でこの距離なら負けられない。
 相手は迷うところだが、デシジョンとした。昨年夏に兵庫から転入し、C1から着実にクラスを上げて3着以内を外したのは一度だけ。今年重賞3戦がいずれも3着で、しかも1600メートル以上ということでは距離短縮がどうか、ということになる。ただ、逃げ・先行タイプが多くハイペースになりそうなだけに、控えて運ぶであろうこの馬に展開有利とみた。
 グッドヒューマーは前走福永洋一記念が、ユメノホノオに4馬身差をつけて鮮やかな逃げ切り。あとになって見れば9番人気という低評価はなぜ?という感じだが、前2走で結果が出ていなかったがゆえだろう。今回はメンバー的にも距離的にも前回のように楽に逃げさせてはもらえないだろうと見て3番手評価。
 園田の重賞で大活躍のダノンジャスティスだが、高知の重賞では一昨年の黒潮マイルチャンピオンシップ3着が唯一の馬券圏内。ただ2番枠からマイペースで逃げられれば粘り込む場面はあるかもしれない。
 ロイズピークはこれまで重賞では3歳時の土佐秋月賞での5着が最高という成績だが、今年4月以降、準重賞の春野特別を勝ち、御畳瀬特別で2着など調子を上げている。距離短縮をこなせれば連下争いの可能性はありそう。
 ◎1ヘルシャフト
 ○7デシジョン
 ▲5グッドヒューマー
 △2ダノンジャスティス
 △8ロイズピーク
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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