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【9/1佐賀・サマーチャンピオンJpnIII】ハンデにも恵まれタイガーインディ

 タイガーインディは黒船賞JpnIII・3着好走のあともますます充実した印象だ。前走オグリキャップ記念は、ゴール前3頭の接戦を内から抜け出した。勝ちタイム1分24秒0も、ラブバレットのコースレコードにコンマ4秒と迫る優秀なもの。それにしても2走前に制した地元の兵庫大賞典も、オグリキャップ記念も、ともに今年から1400メートルに距離短縮されたということで、タイガーインディにとってはなんという幸運だろう。中央の重賞実績がある馬たちが重いハンデを背負うなか、JpnIIIで3着がありながら、その黒船賞JpnIIIのときより1キロ軽い55キロというハンデにも恵まれた。
 メイショウテンスイは、3歳時にこのレースで2着に好走して以来、4年ぶりの佐賀出走。一時期不振が続いたが、ここ3戦で復調し、前走で久々の勝利。その前走は福島ダート1700メートル戦だが、中央のワンターンの1400メートルより、同じコーナー4つのコースということでは展開的にもむしろプラスと思える。重賞勝ちがないゆえのハンデ57キロも有利だ。
 ここ2戦、大敗が続いたサンライズホークだが、気性的な難しさから能力を発揮できるときとそうでないときの落差が大きい。昨年勝ったときより4キロ増量されての59キロが果たしてどうかだが、能力を発揮できれば勝ち負けまである。
 テイエムトッキュウは、カペラステークスGIIIを逃げ切ったスピードは評価できるが、58.5キロのハンデと、初めてのコーナー4つの1400メートルがどうか。
 地方のダートグレードでは近走成績いまいちでもかつての実績馬が人気を落として好走することもしばしば。ラプタスはトップハンデ60キロは楽ではないが、59キロで兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを制しており、地方の小回り1400メートルは得意とする舞台。人気を落としていれば連下で狙ってみたい。
 アラジンバローズは中央オープンで好走実績があり、ここ2戦はいまいちも兵庫移籍初戦で佐賀の重賞・鳥栖大賞を制した。中央からの移籍馬で重賞を多数勝っている新子雅司厩舎だけに、54キロというハンデも侮れない。
 ◎12タイガーインディ
 ◯6メイショウテンスイ
 ▲7サンライズホーク
 △10テイエムトッキュウ
 △2ラプタス
 △5アラジンバローズ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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