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【9/19園田・兵庫ジュベナイルカップ】本気で走ればイザグリーンライト

 1戦1勝の馬以外、無敗の馬はいないという、この時期の2歳戦としては中心馬不在の難しいレース。
 イザグリーンライトは4戦1勝だが、初勝利となった3戦目は3番手からの差し切りで、脚を使ったのはゴール前の100メートルだけ。前走はスタートいまいちで最後方からの追走となり、4コーナーでは先頭からまだ離れた6番手の位置から、やはり本気で走ったのは直線半ばから。それでも勝ち馬に半馬身差まで迫った。まだ能力を発揮できていない感じで、今回もそういうレースになってしまう可能性もあるが、本気で走れば能力は高そう。
 ジューンコメットは820メートルのデビュー戦で大差圧勝。2カ月半ぶりとなった前走アッパートライは4コーナーで外に振られてしまい、直線もフラフラしている感じで3着。能力を発揮していないだけに、まともに走れば可能性はある。
 デビュー戦を逃げ切り7馬身差の圧勝となったマオリは、ここで勝ち負けするにはさらにタイムを詰める必要がある。
 ジューンコメットが3着だったアッパートライを勝ったのがラピドフィオーレ。スタートで外に逸走しそうになったが、立て直して2番手につけると直線で後続を振り切った。前走は直線反応がなくなったようで、2着イザグリーンライトからも大きく離されて4着。そのレースぶりから、まだ子供なのか気性面で難しいところがありそう。
 ラピドフィオーレが勝ったアッパートライで、ゴール前唯一差を詰めたのがビーチボーイ。上積みがあれば上位争いも。
 レイナボニータは前走直線で外によれたぶん、ゴール前でイザグリーンライトに交わされ3着。まだまだ能力を発揮できていない馬が多い。
 ◎6イザグリーンライト
 ◯5ジューンコメット
 ▲4マオリ
 △8ラピドフィオーレ
 △2ビーチボーイ
 △10レイナボニータ
 
 兵庫ジュベナイルカップの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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