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【9/29高知・珊瑚冠賞】遠征と強敵相手の経験でグリードパルフェ

 田中守厩舎のユメノホノオ、グリードパルフェに、ガルボマンボが割って入れるかどうか、という対戦。
 グリードパルフェは、期待された鳥栖大賞が取止めとなっての今回出走。厩舎としてはユメノホノオと使い分けるようなつもりだったのかもしれない。2021年の高知県知事賞を制し、その後はやや落ち込んだものの、2022年12月以降は他地区への遠征を重ね、3着以内を外したのは今年2月の白鷺賞5着だけ。そのなかには、佐賀・はがくれ大賞典、園田・六甲盃での勝利もある。南関東や兵庫の強豪と対戦してきた経験でこの馬に期待する。
 ユメノホノオは白山大賞典JpnIII遠征が期待されが、結局は地元に専念することになったようだ。久々の敗戦となった福永洋一記念は、グッドヒューマーにうまく逃げられたこともあったが、スタートダッシュがつかないこの馬には距離不足。この距離なら不安はなく、地元でさらにタイトルを重ねられるか。
 ガルボマンボは、昨年末の高知県知事賞、そして今年4月の二十四万石賞と、ともにユメノホノオと直線一騎打ちとなって2着。昨年11月の黒潮マイルチャンピオンシップを最後に勝ち星がなく、それでもユメノホノオ相手には2着に好走している。直接対決となると燃えるのだろうか。この距離で逆転を狙いたいところ。
 3頭の能力が抜けている感じで、どれかが崩れたときの馬券圏内はトランセンデンス。
 ◎1グリードパルフェ
 ○6ユメノホノオ
 ▲2ガルボマンボ
 △12トランセンデンス
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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