斎藤修の重賞ピックアップ

【10/10笠松・オータムカップ】新天地でタイトル狙うサンビュート

 サンビュートは昨年北海道のシーズン終了後に兵庫に移籍し、その初戦では、のちにサマーチャンピオンJpnIIIを制するアラジンバローズにアタマ差2着。8カ月の休養があって、復帰初戦となった摂津盃では中団まま見せ場をつくれず6着。そこを叩いて期待された佐賀の鳥栖大賞は不運にも馬場悪化で取止め。今度は笠松への遠征だが、北海道時代は2600メートルでも勝ち星があり、距離延長は望むところ。
 タイセイドリーマーは、5月のオグリキャップ記念では全国の強豪相手に着順こそ6着だが、勝ったタイガーインディに0秒7差で、着差にして3馬身半ほど。今年中央から笠松へ移籍後は1400?1600メートルを中心に使われているが、3走前には1800メートル戦での勝ち星もあり、距離をこなせれば能力的にヒケをとらない。
 3歳馬ではキャッシュブリッツに期待だ。重賞戦線ではことごとくフークピグマリオンという壁に阻まれたが、それでも常に上位争い。初めての古馬相手でどんなレースを見せるか。
 連覇がかかるトランスナショナルは再び金沢に戻っての参戦。ここ4走は結果が出ていないが、前走姫山菊花賞は、着順こそ5着だが勝ち馬とは0秒3差。復調して臨む一戦となりそう。
 昨年岐阜金賞を制したペップセは、今年撫子争覇も制したが、4歳になってからはオープンに入ると牡馬相手にはやや分が悪い。距離面でも4歳になってからはマイルあたりを中心に使われており、あらためて挑戦する立場。
 ◎10サンビュート
 ◯5タイセイドリーマー
 ▲7キャッシュブリッツ
 △2トランスナショナル
 △3ペップセ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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