斎藤修の重賞ピックアップ

【10/27盛岡・すずらん賞】休養明け2戦目でノーブルサターン

 ノーブルサターンは昨年重賞4勝と活躍。ただ今年はこまで3戦して勝ち星こそないものの、春には赤松杯4着、シアンモア記念3着と、それほど負けていない。夏は休養し、4カ月半ぶりの実戦となった前走は、直線ボウトロイと馬体を併せての一騎打ちとなり、一旦は前に出たかに思えたが差し返されてハナ差2着。そこを使われての上積みに期待だ。
 ライアンは一昨年の羽田盃2着以降結果が出ず、中央の障害戦を経由して岩手に転入。3戦目となったせきれい賞は馬場状態の悪化により芝からダート変更となって、直線での混戦から抜け出し、2歳時以来2年8カ月ぶりの勝ち星となった。岩手転入後は重賞・準重賞のみ4戦して1勝、2着2回。地元馬同士なら勝負になる。
 ミニアチュールは一時期調子を落としたが、今シーズンは短距離を使われるなどして復活し、目下4連勝。ただ古馬と対戦するようになっての重賞勝ちは牝馬限定戦のみ。ここはあらためて挑戦者の立場。
 東北優駿2着のあとやまびこ賞を制したサクラトップキッドは、古馬と初対戦となった青藍賞で3着。その時先着された2頭は不在となったが、古馬重賞の実績馬が複数頭いるメンバーでどこまでやれるか。
 昨年秋に南関東から転入したグランコージーは今春、赤松杯、シアンモア記念を連勝。古馬戦線の主役となるかに思われたが、その後の成績がいまひとつ。巻き返しのかかる一戦。
 ◎6ノーブルサターン
 ◯2ライアン
 ▲5ミニアチュール
 △1サクラトップキッド
 △3グランコージー
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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