斎藤修の重賞ピックアップ

【11/21園田・兵庫ジュニアグランプリJpnII】北海道ベラジオドリームに期待

 ベラジオドリームはフレッシュチャレンジを勝ったあと3戦連続2着だが、負けて強しといえる内容。前走ネクストスター門別でも先行したライバルを競り落としたところ、後ろから来たミラクルボイスに差し切られた。とはいえ交わされてからも食い下がって1馬身差。新種牡馬ゴールドドリーム産駒のワンツーで、ネクストスター佐賀でも同産駒のミトノドリームが勝つなど、ゴールドドリームは地方の新種牡馬ランキングでトップに立っている。その父の勢いでダートグレードも突破だ。
 コスモストームは、2戦目のヤマボウシ賞ではハッピーマンとともに好位を追走したものの直線失速。しかし前走なでしこ賞では好スタートから行く馬を行かせて4番手に控え、直線確実に伸びて差し切った。どうやらヤマボウシ賞の失速は内枠で砂をかぶって走るのをやめてしまったようだ。今回大外枠で砂をかぶるリスクもなく、好位につければ能力を発揮しそう。
 ハッピーマンのヤマボウシ賞は、好位追走まま、逃げ切った勝ち馬と直線では脚色が一緒になってしまった。前半は力んで走っているようなところがあり、まだまだ能力を発揮しておらず、しかし素質は高そう。
 コパノヴィンセントの前走プラタナス賞は、直線勝ち馬には離されたものの、真っ向勝負を挑んで2着に粘ったのは評価できる。
 門別で3勝のヴィグラスデイズ、デビュー戦の惨敗から一変、未勝利戦で差し切ったシャインミラカナらもそれほど差はない。
 ◎11ベラジオドリーム
 ◯12コスモストーム
 ▲7ハッピーマン
 △6コパノヴィンセント
 △8ヴィグラスデイズ
 △9シャインミラカナ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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