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【12/16水沢・寒菊賞】強敵に揉まれ力をつけたマツリダマスラオ

 若駒賞を制したマツリダマスラオは、2着ユウユウコラソンとの着差は1馬身だったが、直線を向いたところで前が完全に壁になり、ようやく狭いところを割って抜け出すと、実際に脚を使ったのは最後の100mほど。着差以上に強い勝ち方だった。南部駒賞は4着だったが、出走8頭のうち5頭が北海道からの遠征馬で、先着された3頭は2歳オープン勝ちか2着好走というメンバー。ここ2戦で力をつけたといってよさそう。
 レイヴオンは門別ではフレッシュチャレンジを勝ったのみだが、オープンで2着2回。転入初戦となった前走は4着だったが、スタート後の直線で先頭に立ったものの、1コーナーを回るところで口を割って頭を上げ、外に逃げるような形で位置取りを下げてしまった。今回転入2戦目でそうしたところが修正できれば能力は上位。
 転入初戦となるキングオブワールドは門別で1勝のみだが、2着3回、3着5回。門別での最終戦はウィナーズチャレンジで2着だった。その門別ではデビュー戦以外、1600、1700メートルを中心に使われてきたということでは、距離適性面でアドバンテージがありそう。
 ラヴェイは秋の早い段階で北海道から転入。若駒賞5着、南部駒賞7着と重賞では目立った結果を残せていないが、前走1400メートル戦で初勝利。今回は距離延長がカギになりそう。
 デビュー戦2着のあと2連勝のスノーミックスは相手強化の一戦でどうか。
 ユウユウコラソンはネクストスター盛岡3着、若駒賞2着と重賞で好走しているが、水沢ではここまで4戦して5着が最高というコース適性が気になる。
 ◎5マツリダマスラオ
 ○2レイヴオン
 ▲9キングオブワールド
 △4ラヴェイ
 △3スノーミックス
 △10ユウユウコラソン
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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