斎藤修の重賞ピックアップ

【4/20佐賀ヴィーナスカップ】強敵相手の経験からミルニュイ

 大井のミルニュイは着順だけを見るとムラのある成績だが、前走12着は中央2勝クラスとの交流で、3走前11着は牝馬の一線級が出走する東京シンデレラマイルと相手が強かった。昨年のグランダム・ジャパン古馬秋シーズンでは、読売レディス杯5着、秋桜賞4着と掲示板までだったが、その後、東京シンデレラマイルトライアルを勝って、1月にはA2B1特別を勝利。明けて6歳だが、昨秋より力をつけたと見てよさそう。
 セブンカラーズは、2022年のデビューから連対を外したのが一度だけで、ここまで重賞6勝。連対を外したのは昨年の若草賞土古記念だったが、今年はその若草賞土古記念では他地区から遠征の実績馬を相手に見事1番人気にこたえてみせた。昨年金沢に遠征してお松の方賞を圧勝した経験もあり、今回さらに遠い佐賀への遠征でどんなレースを見せるか。
 地元の期待はアイタカ。昨年はJBC当日に行われた九州産グランプリで3歳ながら古馬相手に惜しくも半馬身差2着。前走A2戦を制した実力なら、遠征馬相手にもヒケをとらない。
 もう1頭、地元の期待は中央未勝利から転入して目下4連勝のショウナンマリン。前走1400メートルの勝ちタイムが1分30秒2。牝馬同士なら通用する。
 川崎のエレノーラは、デビューから5連勝のあといまひとつのレースが続いているが、前走エンプレス杯トライアルのスプリングヒロインカップでは2番手追走から3コーナーで先頭に立つ積極的なレースを見せた。デビューからの3連勝で手綱をとっていた野畑凌騎手に戻ってきっかけをつかみたいところ。
 高知のアンティキティラは昨年8月の読売レディス杯を勝って以降、4着が最高という成績だが、遠征競馬で能力を発揮するタイプだけに軽視は禁物。
 ◎8ミルニュイ
 ◯5セブンカラーズ
 ▲11アイタカ
 △6ショウナンマリン
 △4エレノーラ
 △9アンティキティラ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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