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【5/17ばんえい・カーネーションカップ】牝馬同士では断然サクラヒメ

 サクラヒメは昨シーズンますます力をつけて、2022、23年シーズンには取りこぼしていたカーネーションカップ、ヒロインズカップをともにトップハンデで完勝。特に1月のヒロインズカップでは、障害を2番手で越えると渡来騎手は持ったまま、というかソリの上で立ったまま、前を行くニシキマリンを楽々と交わし去っての圧勝だった。今季初戦に予定されていたスプリングカップを出走取消となったことは心配だが、今井千尋騎手には重賞初勝利の期待もかかる。
 ダイヤカツヒメは一昨年の覇者で、同シーズン(2024年1月)にはヒロインズカップも制した。たしかにそのときは重量に恵まれていたこともあり、昨シーズンはカーネーションカップ10着、ヒロインズカップ6着と重量を背負ったことで苦戦した。ただ今回、昨シーズンと状況が異なるのは、昨シーズン終盤にはオープン格付けされ一線級との対戦を経験し、そして今シーズンはA1級に降級となったこと。昨年以上に戦えるとみる。
 ニシキマリンは1月のヒロインズカップで3着。当時はA2格付けの出走で、今回はB1格付の660kgでの出走。サクラヒメの壁は高いが、上位は狙える。
 カフカは昨シーズン最終戦となった4歳オープンのクリスタル特別で2着に好走。今回、B2格付の650kgでの出走は、この馬も重量的に恵まれた。
 スマイルカナは重賞3勝の実績などで賞金を稼いだことでA1格付となって苦戦しているが、牝馬同士なら上位争いも。
 A2からB2に降級したスーパードリームにも上位を狙えるチャンスはありそう。
 ◎4サクラヒメ
 ◯3ダイヤカツヒメ
 ▲2ニシキマリン
 △9カフカ
 △8スマイルカナ
 △5スーパードリーム
 
 カーネーションカップの出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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