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【5/5園田・兵庫大賞典】役者が違うイグナイター

 園田で走るのは一昨年9月の園田チャレンジカップ以来となるイグナイター。前走リヤドダートスプリント11着は度外視として、昨年のJBCスプリントJpnIは4着だったが、先行2頭が共倒れという展開で、その2頭を追走する3番手から勝ちに行く競馬をして、差してきたタガノビューティーに0秒4差。負けたとはい衰えはないことを示した。さすがにこのメンバーにはいると役者が違う。これといった逃げ馬がいないので、スピードの違いで逃げ切りもある。
 相手は悩むところだが、オマツリオトコとした。中央時代にも出遅れが目立っていたが、転入初戦は大きく出遅れて見せ場をつくれず。2走目の前走もタイミングが合わない感じで後方からとなり、それでも4コーナー中団から追い込み、逃げ切ったフクノユリディズに1馬身1/4まで迫った。スタート次第という面はあるものの、イグナイターを追いかけず、むしろ中団?後方からマイペースで運んで末脚を発揮すれば結果はついてくる。
 スマートラプターは中央3勝クラスから転入して2連勝。前走は好位から4コーナー内をうまく立ち回り、2着かという場面があっての4着。2着オマツリオトコとは1馬身+クビ差。良馬場1分29秒9というタイムは、イグナイター以外のメンバーとなら勝負になる。
 エコロクラージュは、昨年10月の兵庫ゴールドカップが3歳時以来の重賞勝利で、2走前の兵庫ウインターカップは、北海道から遠征のスペシャルエックスにクビ差2着。直線、前がカベになって外に持ち出す一瞬のロスがなければ勝っていたかもしれない。地元馬同士なら当然上位争い。
 イグナイター以外のここまで3頭は展開次第で順序付けは難しい。
 昨年のこのレースでタイガーインディの2着だったのがドンカポノ。その後も1400メートルの特別戦では4戦2勝、2着2回と崩れていない。相手強化の休み明け2戦目でどこまでやれるか。
 ◎6イグナイター
 ○3オマツリオトコ
 ▲10スマートラプター
 △4エコロクラージュ
 △5ドンカポノ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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