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【6/4名古屋・東海優駿】無敗の二冠なるかカワテンマックス

 駿蹄賞はゴール前3頭がクビ、クビという差の接戦。向正面で早め先頭に立ったサンヨウテイオウがそのまま押し切ろうかというところ、4コーナーではまだ3馬身ほども離れた位置だったカワテンマックスが追って追ってなんとかとらえたところがゴール。そしてカワテンマックスよりさらにうしろにいたコパノエミリアも直線での伸びが目立って差し切ろうかという勢いで惜しくも3着。コパノエミリアはここには不在となったが、園田に遠征したのじぎく賞を8馬身差で圧勝して能力の高さを示した。
 さて、わずかの差でも勝ちきったカワテンマックスが強いと見るか、展開次第ではサンヨウテイオウにもチャンスがあるとみるか。サンヨウテイオウはすでにキャリア17戦で今年これが7戦目。一方、カワテンマックスはここまで5戦、駿蹄賞が正月の新春ペガサスカップ以来3カ月半ぶりの実戦だったことを考えると、上積みが期待できるのはカワテンマックスだろう。
 2歳時にネクストスター名古屋を制したエレインアスティは、1番人気に支持された東海クイーンカップでは2着に敗れたが、クビ差先着された相手が前述のコパノエミリアということでは、◎◯ともそれほど実力差はないと見て良さそう。2頭の間に割って入る可能性もありそう。
 ラガマフィンガールは、東海クイーンカップが2着エレインアスティから2馬身半差3着で、駿蹄賞が上位3頭の争いから3馬身離れての4着。上位勢とはその着差が示す能力差といえそうだが、いずれかが崩れたときを考えると、馬券のヒモとして押さえておく必要はありそう。
 スターサンドビーチは2、3歳の東海重賞戦線では4着が最高という成績だが、前走園田に遠征した西日本クラシックで半馬身差2着のレースぶりからは力をつけた可能性はある。
 ◎2カワテンマックス
 ◯7サンヨウテイオウ
 ▲9エレインアスティ
 △11ラガマフィンガール
 △12スターサンドビーチ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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