斎藤修の重賞ピックアップ

【9/2盛岡・不来方賞JpnII】底を見せていないナルカミ

 ナルカミは間隔を空けながら使われ4戦3勝。古馬2勝クラスも5馬身差で逃げ切り難なく突破した。1勝クラスで7着に負けているが、返し馬からテンションが高かった上に、ロードラビリンスに絡まれてのハイペースで直線一杯、展開的に厳しいものだった。今回2カ月ぶりの実戦だが、1戦ごとの充実ぶりがうかがえる。
 メイショウズイウンは、2走前の加古川特別ではロードラビリンスに競り負けたが、続く前走の2勝クラスを完勝。ここまで3着以内を外したのがデビュー戦だけと上位安定。ユニコーンステークスGIIIの3着も、スタートで出遅れていただけにむしろ評価できる。
 ロードラビリンスは、前述のとおり2走前の加古川特別では、逃げるメイショウズイウンを直線でとらえると一騎打ちとなって競り落とした。前走レパードステークスGIIIは惨敗だったが、雨の不良馬場で参考外。接戦には強いが負けるときはあっさりというタイプだけに、やはり相手候補まで。
 ルヴァンユニベールは、レパードステークスGIIIでは12番人気ながら内田博幸騎手が直線内を突く好騎乗で2着。脚質的に勝ち切るには展開の助けが必要。
 地方勢の期待はリケアカプチーノ。前走みちのく大賞典はヒロシクンを競り落とし、3歳馬として初めてみちのく大賞典を制した。3走前のダイヤモンドカップは4馬身差2着だったが、勝ったシーソーゲームがその後東京ダービーJpnIで3着に好走。リケアカプチーノも当時より力をつけていると考えれば、中央勢相手にも互角の勝負は期待できる。
 ◎12ナルカミ
 ◯11メイショウズイウン
 ▲8ロードラビリンス
 △5ルヴァンユニベール
 △10リケアカプチーノ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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