斎藤修の重賞ピックアップ

【10/17園田・兵庫ゴールドカップ】距離実績のストライクオン

 今年は南関東から4頭、高知から1頭の遠征があって11頭立て。
 昨年中央2勝クラスから船橋に移籍したストライクオンは、B級から順調にクラスを上げ、重賞初挑戦だった習志野きらっとスプリントで2着に好走。続く前走オーバルスプリントJpnIIIはさすがに相手が強く8着だったが、それほど大きくは負けていない。そのオーバルスプリントを別とすれば、南関東では7戦5勝、2着2回。その2着2回は1000メートルだが、1200メートルは5戦全勝。中央での実績も1200メートルだった。コーナー4つのコースは前走オーバルスプリントが初めてで、今回はさらに小回りコースをこなせるかどうかだが、1200メートルでのスピード上位は間違いない。
 コパノパサディナは中央オープンから船橋移籍初戦での遠征。この夏には福島ダート1150メートル3着、新潟ダート1200メートル2着と、いずれもオープン特別で好走していた。移籍後の状態次第では当然勝負になる。吉村騎手の手綱ということでも期待は大きい。
 船橋生え抜きのジゼルは、デビューから1200メートルを中心に使われてきた。勝ち星はA2特別までで重賞ではいまひとつの成績だが、大井1200メートルで1分11秒台の持ちタイムがあり、地方重賞なら十分通用する。あとはコーナー4つのコースは浦和1400メートルしか経験がないので、園田の小回りコースで能力を発揮できるかどうか。
 ポリゴンウェイヴは3歳時は南関東のクラシック路線を使われたが、3歳終盤以降はマイル以下を使われている。4走前のゆりかもめオープン(大井1200メートル)が2年以上ぶりの勝利で、2走前にも浦和1400メートルの準重賞を制するなど復調気配。ハナをとってマイペースならチャンスはありそうだが、ひとつ内のスマートセプターとの先行争いがどうか。
 地元勢では、1230メートルで好成績を残し、園田FCスプリントでも2着だったスマートセプター、1230メートルでは5戦全勝で、目下2連勝と好調のサイレンスタイムに期待がかかる。
 昨年園田チャレンジカップを制し、このレースでもクビ差2着だった高知のイモータルスモークは近走やや不振だが、好相性の園田コースだけに押さえておきたい。
 11頭立てで7頭に印をつけてしまったが、混戦といえるメンバーだけに絞りきれなかった。
 ◎2ストライクオン
 ◯4コパノパサディナ
 ▲7ジゼル
 △6ポリゴンウェイヴ
 △5スマートセプター
 △10サイレンスタイム
 △11イモータルスモーク
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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