斎藤修の重賞ピックアップ

【11/13名古屋・東海菊花賞】地方馬同士ならシンメデージー

 シンメデージーはこれまで地方馬に先着されたのは帝王賞JpnIで9着に負けたときだけ。今年、唯一地方同士のレースだった佐賀のはがくれ大賞典は、3コーナーで先頭に立つと、中央オープンから兵庫に移籍して2連勝中だったオディロンを寄せ付けずの完勝だった。ただ、前走白山大賞典JpnIIIも地方馬最先着で唯一掲示板を確保する4着だったとはいえ、向正面でペースアップしたときについていけずに離されてしまった。これまでJpnII/IIIでは好走を続けていただけにちょっと気になった。能力的には断然でも、その前走のレースぶりから不安がないとはいえない。
 仮にシンメデージーが万全でないとすれば、マッドルーレットにチャンスとなりそう。かつて南関東ではA2クラスで好勝負をしていて、名古屋移籍後は負けてもその着順にかかわらず勝ち馬とは1秒以内の差。前走ゴールド争覇では、3コーナーで先頭に立ってケイズレーヴに食い下がったレース内容は評価できる。
 南関東から3頭が遠征してきたが、船橋のノットリグレットは1年以上勝ち星がないとはいえ、A2クラスで2着は多数。園田に遠征した六甲盃では、勝ったマルカイグアスが圧勝したが、ノットリグレットは後方からのまくりで直線大外を豪快に伸びて2着をもぎとった。前走姫山菊花賞は3着だが、マルカイグアスとは2馬身ほどの差。シンメデージー以外のメンバーとなら見劣らない。
 メイショウタイセツは、昨年中央未勝利から名古屋に移籍後、14戦11勝、2着2回。2走前のトリトン争覇は2着だったが、直線先頭に立ってマッドルーレットを最後まで苦しめた。休み明けの前走を快勝し、初タイトルなるかという一戦。
 このレース連覇を狙うラジカルバローズは、その後やや落ち込んだものの、休み明け2戦目の前走を勝って復調気配。
 川崎のタイセイストラーダは南関東A2クラスで苦戦という近況だが、前が早くなって末脚発揮の展開なら上位食い込みも。
 ◎8シンメデージー
 ◯6マッドルーレット
 ▲11ノットリグレット
 △7メイショウタイセツ
 △9ラジカルバローズ
 △4タイセイストラーダ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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