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【競馬】「ばんえい十勝からのお知らせ」 第49回ばんえいオークス 結果

2024年12月1日
帯広市

12月1日(日)「第49回ばんえいオークス」(BG1)の結果
〜スマイルカナ号が力の違いを見せつけ3歳女王に輝く!〜

 ばんえい十勝で2024年12月1日(日)に行われた「第49回ばんえいオークス」(3歳牝馬オープン・BG1)は、単勝1番人気のスマイルカナ号が実力の違いを見せつけ優勝しました。
 馬場水分1.9%、ばんえい重量670kgの定量で行われた本レース。各馬、スタートから勢いよく飛び出しオオネガイキンヒメ号を先頭に第一障害を越えていきます。道中は一息ついたオオネガイキンヒメ号に変わり、カツエアリー号、カフカ号がレースを引っ張ります。中間点を過ぎたあたりからややばらけた展開で進みますが、スマイルカナ号、オオネガイキンヒメ号らが徐々に位置取りを上げ先頭との差を詰めながらも積極的に先行するカツエアリー号を先頭に各馬第二障害下へと到達していきます。
 第二障害下でじっくりと息を整えるカツエアリー号を横目にカフカ号が一息入れ登坂を開始。カツエアリー号、スマイルカナ号と続けて仕掛けます。カフカ号がすんなりとひと腰で障害をクリアし先頭に立ちますが、抜群の末脚を見せたのはスマイルカナ号。障害を下りた勢いそのままで一気に先頭に躍り出ると、最後まで脚色が鈍ることなく押し切って勝利。「黒ユリ賞」、「ばんえい菊花賞」に続く重賞3勝目を飾りました。
 2着にはスマイルカナ号に必死で食らいついたカフカ号が入り、障害5番手からしぶとく伸びたヨシノヒメ号が3着に入りました。
 スマイルカナ号を管理する鈴木邦哉調教師は「ばんえいオークス」をダイフジオーカン号で制した1996年以来2度目の勝利、騎乗した西謙一騎手は初制覇となりました。

<スマイルカナ号のプロフィール> ※2024年12月1日現在
生年月日・毛色:2021年4月23日(牝3歳・鹿毛)
血統  :父 インフィニティー  母 スマイルセンショー (母父) スミヨシセンショー
生産者 :(株)帯広有機
馬主:川添 保徳氏
厩舎:鈴木 邦哉厩舎
通算成績:35戦10勝(うち重賞3勝)

【西謙一騎手のコメント】
まず勝ててほっとしています。他の馬と格の差があったので、一番人気になるとは思っていました。負けられない戦いでしたが、その負けられないが一番難しいので勝ててよかったです。
今日の馬場は、水分の割にタイムがかかっている印象でした。レースに関しては馬に任せて進んで、第二障害を下りてからは差せると思って騎乗していました。道中は前を進む馬が少し速かったので、そこを気にしながら位置取りしていました。第二障害はすんなりと越えてくれたのでよかったです。障害を下りて、先頭と並んだ時にはもう大丈夫だと思っていました。女の子ですが、今後も頑張ってくれたら嬉しいです。
これから重賞レースが多くなってきますが、馬の気持ちを汲みながら頑張って行けば勝てると思います。
寒い中応援ありがとうございました。無事に勝ててよかったです。次のダービーも勝てたら嬉しいです。

以 上