6月1日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「板取川特別」(C級14組(ロ)、笠松競馬場1600メートル)。
斤量は前走よりコンマ5キロ増えたが、勝って同条件参戦と有利な◎1 ブラックメルベイユ(牝4、水野善太厩舎)がやはり中心になる。今春復帰後の4戦を6、2、1、1着。復帰初戦こそ失速して6着に止まったが、ひと叩きされた2走目から変身。とくに前走は短距離800メートル戦から一気の距離延長、当地初の特別参戦と不安材料を抱えながら、2番手から悠々抜け出し、鮮やかに2連勝を飾った。勝ち時計もレベルを考えれば優秀なタイムだった。先行力があって末脚確かなブラックメルベイユにとってロスのない絶好の1枠スタートは大きくプラスに作用する。3連勝へ期待がかかる。
前走、ブラックメルベイユの2着に終わったのが○7 ルエールダルジャン(牝4、後藤正義厩舎)。早めに交わされても1馬身半差にしぶとく粘り込み、初の特別戦なら、内容十分の走りでもあった。クラス慣れも見込め、差はわずか。
勝ちっぷり魅力は▲5 フランチェスコ(牡4、法理勝弘厩舎)。前走は22組ながら直線で鮮やかに差し切り、2馬身差つけて完勝した。確実に伸びる末脚を持ち、堅実駆けに定評あるタイプで、上位2頭よりマイルの距離適性は高そうだ。勝ち負けにかかせない。
出張戦の前走は名古屋勢との力差を見せつけられた△10 フジヤマコクリュウ(牡4、笹野博司厩舎)だが、地元に戻れば巻き返しは可能だろう。
<おすすめの買い目>

馬単(マルチ) 1⇔5・7・10(6点)
3連単(フォーメーション) 1→5・7・10→5・7・10 5・7・10→1→5・7・10(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)