3歳による北陸・東海・近畿地区交流レース「第61回MRO金賞」(金沢競馬場1900メートル)が、8月1日(火)に開催される金沢競馬のメイン第11レースで行われます。今年は兵庫から3頭、名古屋から1頭、笠松から2頭の計6頭が遠征してきて、地元3歳ツートップのヴィーナスアローとヤマミダンスが迎え撃ちます。
このレースは3年連続で兵庫勢が制していますが、今年も地方へ転入してからまだ負けなしの◎7 マイフォルテ(牡、兵庫・田中範雄厩舎)が強力そうです。中央でデビューしわずか2戦で兵庫へ移籍しましたが、いきなり3連勝と素質の違いを見せました。まだ重賞への出走経験はありませんが兵庫では3歳勢の注目株で、レースごとに追い切りの気配も上向いていることから、初遠征で初の重賞挑戦でもクリアしてしまいそうな勢いです。
○5 ヴィーナスアロー(牝、金田一昌厩舎)は、3カ月ぶりの休み明けながら前走の石川ダービーで鮮やかな差し切り勝ちを決めました。前崩れの展開にも恵まれましたが、冬場に中央や南関東の牝馬重賞へ積極的に参戦した効果もあったようです。その後レース間隔を空けて馬体重の回復に努めており、追い切りでも本来のキレがある動きに戻りつつあります。今回も後方で脚をためながら追走できれば、直線一気に弾けそうです。
▲11 ヤマミダンス(牝、中川雅之厩舎)は前走の石川ダービーで単勝1番人気に推されましたが、2周目向正面から早めに先頭へ抜け出しながらも4コーナーで失速し、まさかの4着に敗れました。巻き返しを狙う今回は毎週追い切り時計を出して熱心さがうかがえます。初コンビとなる昨年金沢リーディングの藤田弘治騎手の手綱さばきにも注目が集まります。
兵庫ダービーでアタマ差2着の接戦を演じた△3 スリーピーアイ(牡、兵庫・北野真弘厩舎)や、笠松でA級古馬相手に逃げ切っている△2 グレイトデピュティ(牡、笠松・柴田高志厩舎)も力はありそうで警戒は必要です。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 7⇔5・11・3・2(8点)
3連単(フォーメーション) 7→5・11・3・2→5・11・3・2 5・11・3・2→7→5・11・3・2(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)