11日(月)の笠松競馬メイン第10レースは「セプテンバー特別」(B級1組、笠松競馬場1600メートル)。
7頭すべてが勝ち上がり組。好調馬によるハイレベルバトルだが、勝って同条件同距離と有利な参戦条件の◎1 ドリームダークアイ(牝4、笹野博司厩舎)が軸馬にふさわしい。2走前から「名古屋の仕事人」丸野勝虎騎手とニューコンビを結成。差し届かずの善戦止まりだった走りが一変し、現在2連勝中。好位から鋭い決め脚を発揮した2走前のB級4組に、前走はマイル戦のB級1組も中団から鮮やかに差し切ってみせた。2歳時のジュニアクラウン(2015年10月)において現在A級上位で活躍するハイジャを後方一気に差し切った、高いポテンシャルがようやく開花してきたようだ。好調ライバルぞろいだが、勢いを取り戻した今、自慢の決め脚が三たびさく裂していい。
地力派○2 ヤマニンデリシュー(牡7、森山英雄厩舎)も使われながら確実に輝きを取り戻している。休養明け初戦は不発5着に終わったが、2走目は鋭く2着まで押し上げ、前走B級3組は距離不足の1400メートル戦ながら好位から一気に抜け出し、復帰後初勝利。1ハロンの距離延長を味方にさらに前進したいところだ。
ドリームダークアイ同様、勝って同条件でこのレースに臨めるのが、▲3 ワンソックワンダー(牡4、川嶋弘吉厩舎)。強敵を相手にしながらも、前走B級1組では2番手から抜け出す、味なレースで新たな一面を披露した。500キロをゆうに超えるパワフルボディーの持ち主で、0.5キロの斤量アップもさしたる影響はない。連勝も十分可能。
JRAからの転入後、一度も大きく崩れたことがない△5 ハドウホウ(セン5、笹野博司厩舎)に、8月のB級1組で勝利実績のある△7 デルマオイチ(牝4、伊藤強一厩舎)も軽視できない。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ)1⇔2・3・5・7(8点)
3連単(フォーメーション)1→2・3・5・7→2・3・5・7 2・3・5・7→1→2・3・5・7 (24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)