金沢の2歳重賞路線のラストを締めくくる「第20回金沢ヤングチャンピオン」(JRA認定2歳、金沢競馬場1700メートル)が、11月26日(日)のメイン第9レースで争われます。
14日に行われた兼六園ジュニアカップで勝ち負けを演じたフウジンとノブイチが再び相見えます。
距離が延びることで◎1 ノブイチ(牡、鈴木長次厩舎)の逆転に期待したいです。前走の兼六園ジュニアカップはまたも出遅れてしまいましたが、素早く立て直して好位置をキープして、逃げたフウジンをゴール前まで追い詰めました。1馬身及びませんでしたが、直線半ばでもう一度伸びた脚色から、もう少し距離があればと思わせた内容でした。発馬ミスをするなどまだ気性面に課題はありますが、砂を被っても平気でしっかりした決め手も兼ね備えていることから、1700メートル戦なら差し切るチャンスは十分にあります。
○2 フウジン(牡、中川雅之厩舎)は勝ちきれないレースが続いていましたが、前走の兼六園ジュニアカップでは発馬を決めて先手を奪うと、3コーナーから持ったままで後続を引き離し、1馬身のセフティーリードを保ったまま駆け抜けました。笠松から駆けつけた佐藤友則騎手の好リードもありましたが、自分のレースができれば強いことを改めて証明しました。今回も内枠に入ったことでペースは握れそうで、前走のように勝負どころで後続を突き放して4コーナーを先頭で回ることができれば、重賞連勝が見えてきそうです。
▲9 カトリーヌエミュー(牝、高橋道雄厩舎)は前走の兼六園ジュニアカップで8着とデビューから初めて掲示板を外してしまいました。スタートでの出負けが最後まで響いて流れに乗れず、まったく力は出し切れませんでした。地元デビュー組ではもっとも安定感があっただけに、外枠からスムーズに先行できるなら巻き返しがありそうです。
△6 シオジスター(牝、金田一昌厩舎)は先手争いに敗れた前走の兼六園ジュニアカップで7着に敗れただけに、今度こそ逃げたい思いは強いはずです。1700メートル戦でもフウジンのハナをたたいて先に出ることができるなら前残りのシーンが考えられます。
フウジンがシオジスターと激しく先手を競り合うなら△3 マナレア(牝、金田一昌厩舎)に出番がありそうです。兼六園ジュニアカップでも4着まで追い上げてきただけに、次位争いなら突っ込んでくる可能性はあります。
<おすすめの買い目>
馬単(ボックス) 1・2・9・6・3(20点)
3連単(2軸流しマルチ) 1⇔2⇔9・6・3(18点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)