11月最後の開催となる28日(火)の金沢競馬では、第10レースの「おんねも祭り特別」(A1級一組、金沢競馬場1700メートル)がメインレースとなります。6頭立ての少頭数となりましたが、各馬の力量差がきっ抗している上に展開も読みにくい難解な一戦となりました。
◎1 エトワールドロゼ(牝6、金田一昌厩舎)は今季7戦して未勝利ですが、2着6回と善戦が続いています。スタートダッシュの速さなら今の金沢では上位の存在で、最内枠に入った今回こそ久々の白星を飾りたいところです。いつも通り軽めの調整ですが、一時期よりも体調面は持ち直しており、仕上がりは悪くありません。今回も先手を奪ってペースを握りゴール前粘り込みを図ります。
○5 アイナ(牝5、中川雅之厩舎)もA1級二組で3戦連続2着と勝ち切れていませんが、前走は逃げたメイジンに直線入口で迫る脚色を見せており、手応えは着実に上向いています。クラスは上がりましたが、今回の相手なら好位から脚を伸ばせれば捕まえることは可能なだけに、惜敗続きに終止符を打ちたいです。
▲2 タツミリュウ(牡9、加藤和義厩舎)の動向にも注目が集まります。前走のA1級二組ではアイナの猛追を寄せ付けず逃げ切っています。しかし今回は最内枠にエトワールドロゼがいるだけに2番手からの追走となりそうです。番手だとやや信頼度は落ちますが、雨が残る馬場状態になるなら、そのまま行った行ったの展開も考えられます。
タツミリュウがハナを譲らずエトワールドロゼと競り合うなら、追い上げ堅実な△3 ナリタノヘア(牝5、高橋道雄厩舎)に出番がありそうです。
△4 ドライトウショウ(牝6、金田一昌厩舎)も再転入となった前走は5着と案外な結果でしたが、連対実績がある1700メートル戦なら復調のきっかけがつかめそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(ボックス) 1・5・2・3・4(20点)
3連単(1軸流しマルチ) 1⇔5・2・3・4(36点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)