レース展望・予想
■2017年12月14日
満を持してカツゲキキトキト「名古屋グランプリ」(名古屋競馬)

12月14日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「第17回名古屋グランプリJpnII」(名古屋競馬場2500メートル)。

1着賞金3100万円、名古屋競馬で最高賞金額を誇る名古屋グランプリは、2017年に行われる国内のダートグレード55レース中、最長距離2500メートルで争われるマラソンレース。地方馬が勝ったのは第1回のみと、JRA勢が例年圧倒的強さを発揮し続けているが、今年は地方重賞12勝の地元最強馬カツゲキキトキトが満を持して参戦。難敵中央勢相手に、悲願のダートグレード初制覇なるかが、一番のみどころだ。

もちろん中心は地元の◎5 カツゲキキトキト(牡4、錦見勇夫厩舎)。休養明けから復帰した今夏以降、名古屋グランプリ制覇を大目標にしたローテーションで臨み、強敵相手にした東京記念、白山大賞典JpnIIIで2着。そして地元のゴールド争覇、東海菊花賞の重賞を連勝し、最高潮のリズムでの参戦だ。体重も増え、確実な成長を遂げ、メキメキとパワーアップにも成功。昨年の名古屋グランプリに3月名古屋大賞典JpnIIIで3着、さらに前述の白山大賞典JpnIII・2着とダートグレードでも好勝負を演じている。息の長いバテない末脚がセールスポイントのこの馬にとって、長丁場は絶好の舞台。まして勝手知った地の利がある地元戦。初のダートグレード制覇へ、機は熟している。

強敵は底力で上回るJRA勢。昨今の先行有利の名古屋コースを考えれば、先行勢2頭に、より食指が動く。ダートグレードで一線級相手に戦い続ける○11 オールブラッシュ(牡5、JRA・村山明厩舎)は2月川崎記念JpnIを鮮やかに逃げ切ったジーワン馬。▲3 クリノスターオー(牡7、JRA・高橋義忠厩舎)は勝ち切れないタイプだが、中央・地方のダートグレードで、馬場、相手を問わずしぶとい走りを披露する堅実派。ともに差はわずか。

また、中央のダートオープンで勝利がある△2 トップディーヴォ(牡5、JRA・昆貢厩舎)に、ローテーションは厳しいが、9月のシリウスステークスGIIIを仕留めている△1 メイショウスミトモ(牡6、JRA・南井克巳厩舎)も勝ち負けが期待できる。

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馬単(マルチ) 5⇔1・2・3・11(8点)
3連単(フォーメーション) 5→1・2・3・11→1・2・3・11 1・2・3・11→5→1・2・3・11(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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