降雪のため順延となっていた金沢競馬が12月22日(金)に開催されます。メインレースは第10レースの「カニ汁大鍋の振る舞い特別」(A2級一組、金沢競馬場1500メートル)で、上位勢のスピードがきっ抗した見応えある一戦となりそうです。
◎10 ビタミンエース(牡6、中川雅之厩舎)の巻き返しに期待します。仕切り直しとなった転入初戦を快勝してA級入りとなった前走のA2級二組は、向正面から勢い良く上がってきながら、直線に入ると伸び切れず5着に敗れました。走破タイムも悪かったことから短期放牧に出されてリフレッシュが図られました。中央3勝(地方条件交流戦1勝含む)の実績からA2級なら十分通用する実力はあるだけに、好位追走から直線一気に抜け出して底力の違いを示したいところです。
○1 バルタンセージ(セン5、中川雅之厩舎)は前回のA2級二組を逃げ切って戦列復帰してから2勝目を飾りました。メンバーに恵まれた感もありましたが、内枠から先手を奪って自分のレースに持ち込んでしまえば強いことを改めて証明しました。2走前に4着と完敗したビタミンエースはいますが、今回も最内枠を生かしてペースを握ってしまえば、道悪馬場を味方にしてまんまと押し切ってしまう可能性はあります。
▲6 イェーガーオレンジ(牝3、佐藤茂厩舎)は前走も1番人気に推されましたが、逃げた馬を捕らえきれず3着に敗れました。勝ちきれないレースが続いていますが、素質面では見劣ることはなく、逃げるバルタンセージに食い下がっていければ、直線粘り込むシーンがありそうです。
△9 ヤマチョウルンバ(牡4、黒木豊厩舎)や△2 ヤマノミラクル(牡6、中川雅之厩舎)は一時の勢いが薄らいでいる印象ですが、ひと脚は使えるタイプだけに展開がもつれた場合に抑えておきたいです。
<おすすめの買い目>
馬単 10→1・6・9・2 1・6→10(6点)
3連単(フォーメーション) 10→1・6・9・2→1・6・9・2 1・6→10→1・6・9・2(18点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)