8日(祝・月)の水沢競馬メイン第9レースはレギュラーシーズンのフィナーレを飾る恒例重賞「第18回トウケイニセイ記念」(水沢競馬場1600メートル)。
◎1 ワットロンクン(牡7、菅原勲厩舎)は南関東、北海道を経て再転入。転入後初戦・白嶺賞では2番手追走から早め先頭に立ち、そのまま押し切るかと思ったところイーグルカザンがイン強襲。惜しくもクビ差2着に敗れ、2度目の制覇はなりませんでした。しかし大外に入り、前半で脚を使ったことを考えれば負けて強し。健在を証明しました。今度は願ってもない1枠を引き当て、マイペースの逃げ必至。自分の型に持ち込んだ時の強さには定評があり、雪辱の舞台は整いました。
○3 タイセイファントム(牡10、佐藤雅彦厩舎)は中央6勝・オープンに在籍。9歳の高齢転入でしたが、いきなり重賞・絆カップを優勝。ラブバレット以下をアッサリ一蹴しました。続く白嶺賞はコース替わりが不安でしたが、早め追走からタイム差なし3着。小回りにも対応できたのが収穫でした。水沢2度目で逆転首位を狙います。
▲9 ヒドゥンブレイド(牡8、新田守厩舎)は中央1000万下から移籍後、圧巻の2連勝。1戦目は好位から抜け出し、2戦目は逃げ切って圧勝。重賞初挑戦ですが、今の勢いをもってすれば突破十分。
△2 プリンスダム(牡7、佐々木由則厩舎)は中央から移籍後、絆カップ9着以外は毎回勝ち負け。前走はヒドゥンブレイドに水を開けられた2着でしたが、マーク必要。
△4 ユッコ(牝6、佐藤雅彦厩舎)は近走精彩を欠いていますが、条件も合わなかった印象。ベストのマイルで反撃期待。
<おすすめの買い目>

馬単(ボックス)1・3・9 1→2(7点)
3連単(フォーメーション)1・3→1・3・9→1・2・3・4・9(12点)
(文/松尾康司)