2月27日(火)の名古屋競馬メイン第10レースは地方全国交流重賞「第43回スプリングカップ(SP1)」(3歳、名古屋競馬場1600メートル)。
厩舎期待の精鋭12頭がフルゲートで激突するがもちろん、◎1 サムライドライブ(牝、角田輝也厩舎)が断トツの主役だ。地方全国交流の重賞レースにありながら、遠征勢が金沢から1頭だけに止まったのもデビューから7戦全勝を誇る好素材サムライドライブの出走があったためだろう。現在、重賞4連勝中。その4レースすべてが明確な着差をつけての完勝。とくに前走の梅桜賞では圧巻の9馬身差ワンマンショーで豪快に飾り、走るたびにパワーアップし、成長した姿を披露し続けている。前走から1カ月近く間隔を空けたローテーションは1月に3レース消化した疲労を考慮したため。先を見据えた仕上げのようだが、中間気配に稽古ムードも悪くない。デビューから無傷の8連勝&重賞5連勝へ、好視界と言えそうだ。
勝負付けが済んでいるメンバーが多く、逆転があるとすれば、サムライドライブとまだ対戦していない、○4 ノブイチ(牡、金沢・鈴木長次厩舎)になるか。冬期遠征で現在、笠松に滞在中。前走の笠松・ゴールドジュニアでは、地元の金沢ヤングチャンピオンに続いて、鋭い差し脚を駆使し、重賞2連勝を達成した。直線での差し脚勝負に持ち込んで逆転をうかがう。
ともに前走の新春ペガサスカップではサムライドライブに完敗したが、いい脚を長く使えるのが▲7 ドリームスイーブル(牡、笹野博司厩舎)。一方、前走はひと息のデキで臨んでいたのが△2 ユーセイスラッガー(牡、倉地学厩舎)。逆転まではどうかも、ともに連争いに欠かせないセンス馬だ。
また、園田遠征や中央挑戦で強敵相手にもまれている△3 スリルトサスペンス(牝、湯前良人厩舎)も一発を秘める。
<おすすめの買い目>
馬単 1→2・3・4・7(4点)
3連単(1軸流し) 1→2・3・4・7(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)