3月1日(木)の名古屋競馬メイン第10レースは「黄梅特別」(A級2組、名古屋競馬場1400メートル)。
地力派ぞろいの一戦だが、2組に戻れば、◎1 テイエムシャンパン(牡6、竹之下昭憲厩舎)の反撃が期待できる。当地での初重賞挑戦だった前走梅見月杯は1枠スタートがマイナスに作用した印象だった。勝負どころの最終3コーナー過ぎまで中団内に詰まり、砂を被ってスムーズな競馬とは言えなかった。同タイプの先行ライバルが多く、しかも再度の最内スタート。前走同様、もろ刃の剣になりそうとは言え、2、3走前のオープン特別で連続連対した実力上位の存在。短距離中心に活躍した中央や道営時代を考えれば1400メートルへの距離短縮も好材料。あっさり巻き返していい。
○3 アスタークライ(牡4、原口次夫厩舎)は前走2組の3着で、転入以来の連対が「7」で止まったが、勝負どころで勝ち馬の一気まくりを浴びたのも影響したか。派手な勝ちっぷりは少ないが、競り合いや追い比べに持ち込んだ時の勝負強さに定評があり、直線勝負に持ち込みたいところ。
強さとモロさが同居する▲4 ドナルトソン(牡7、荒巻透厩舎)は正月開催の名古屋記念で復活の兆しをうかがわせ、完全復活が待たれる実力派。前走は最後方からのレースを強いられ、流れに乗りきれず、消化不良の走りに終わったが、強化された追い切りに、稽古ムードもアップしている。変身に注意したい。
勝ち切れない面もあるが確実に伸びる末脚を持つ△6 ブランニュー(牡6、宮本仁厩舎)に、好成績を残す久々の1400メートル戦に変わって△2 ハナノパレード(牝6、迫田清美厩舎)の一撃も警戒必要。
<おすすめの買い目>

馬単(マルチ) 1⇔2・3・4・6(8点)
3連単(フォーメーション) 1→2・3・4・6→2・3・4・6 2・3・4・6→1→2・3・4・6(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)