4月8日(日)に開催される金沢競馬のメインレースは、第10レースの「見附桜まつり特別」(A1級二組、金沢競馬場1700メートル)です。
冬休み明けになりますが、実績上位の◎10 マイネルリボーン(牡8、高橋俊之厩舎)を信頼したいです。昨年も重賞タイトルには手が届きませんでしたが、ダートグレードを除けば掲示板には上がっており、特に年末の中日杯で後方から一気に伸びて2着に突っ込んだのは印象的でした。冬場の名古屋遠征は1戦のみでしたが、スタートで大きくつまずく不利がありながら3着まで追い上げてきました。それから2カ月半ほどレース間隔は空きますが、長めを追い切られて感触は悪くありません。A1級でも二組から走れるのは優位で、今年も春初戦をしっかり勝って、古馬の重賞路線に臨みたいところです。
○7 ミキノハルモニー(牡7、中川雅之厩舎)は転入初戦となった開幕戦で注目を集めましたが、スタートで出遅れてしまい、道中外を回って懸命に追い上げたものの、届かずの6着でした。ひと叩きされた今回は追い切りの動きが明らかに上向いており、1700メートルに距離が延びることで多少の出遅れはカバーできます。中央準オープンの実力が発揮できれば前回の汚名返上は可能です。
▲5 ダイチヴュルデ(牡7、中川雅之厩舎)は中央1000万下からの転入馬で、開幕戦では準オープンのミキノハルモニーよりも人気薄でしたが、直線内ラチ沿いを鋭く伸びて2着に突っ込みました。展開に恵まれた面もありますが、距離が延びても問題なかったのは収穫で、今回も同様のレースができれば、再び連絡みがあるかもしれません。
大井から転入してきた△6 ラッキーポイント(牡5、金田一昌厩舎)にも警戒が必要です。中央1勝馬で500万下で頭打ちとなり、大井でも苦戦が続いていましたが、ハナを切るスピードを見せていました。追い切りの気配は目立っていて、他馬に絡まれずにペースを握ることができれば、1700メートルでも押し切ってしまうかもしれません。
開幕戦から4着に詰め寄った△3 ゴールドハリアー(牝4、黒木豊厩舎)も今春は好調なようで、追い比べの展開になれば出番がありそうです。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 10⇔7・5・6・3(8点)
3連単(フォーメーション) 10→7・5・6・3→7・5・6・3 7・5・6・3→10→7・5・6・3(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)