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5月16日(水)の名古屋競馬メイン第11レースは「アベリア特別」(A級3a組、名古屋競馬場1600メートル)。
少頭数6頭立てだが、実力が接近して激戦ムード。ただ、差し・追い込みタイプが多い構成。おのずと流れは先行馬有利に働きそうだ。先行力があってなおかつ堅実駆けに定評ある◎2 インストアイベント(牡8、角田輝也厩舎)からの狙いがベターではないだろうか。A級昇級後の勝利は1月に行われた3c組の1勝に留まるが、3月の3a組から4走連続して2着をキープする安定勢力。勝ち切れないじれったさはあるものの、常に好位キープからそつない運びを見せ、きまって好勝負を演じ続けている。前走の2着も主導権を握った勝ち馬に軽快なピッチで駆けられ、しかも雨馬場も味方した面もあった。その勝ち馬が抜けた構成でもある。久々のVチャンスを生かしたい。
○1 ゴールドトランプ(牡4、塚田隆男厩舎)は2走前こそ不発に終わったが、距離が延長した前走のA級3b組特別では、中団位置から鮮やかに先頭まで抜け出したように、マイル戦で好成績を残しているタイプ。また後方位置からレースを進めることが多い▲4 セルリアンラビット(牡9、今津博之厩舎)にとっては、さばきやすい少頭数は歓迎材料になる。ともにレースの流れがポイントになりそうだが、直線勝負に持ち込めば、決め脚自慢に出番が到来。互角のV候補と言っていい。
タイム差こそあったが、重賞初挑戦だった前走のオグリキャップ記念でいきなり銀メダルを獲得したように、末脚好調な△5 アンカーマン(セン5、今津勝之厩舎)も不気味な存在。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 2⇔1・4・5(6点)
3連単(フォーメーション) 2→1・4・5→1・4・5 1・4・5→2→1・4・5(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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