レース展望・予想
■2018年07月31日
再転入2戦目でコウエイバラノマチ「大野湊神社神幸祭特別」(金沢競馬)

31日(火)に開催される金沢競馬のメインレースは、第11レースの「大野湊神社神幸祭特別」(A1級二組、金沢競馬場1400メートル)です。大井と門別からの新興勢力も加わって力量比較が難しく、先手争いから難解な一戦になりました。

再転入初戦から3着に粘った◎3 コウエイバラノマチ(牡4、鈴木長次厩舎)に注目したいです。昨夏に中央未勝利から金沢にやってきて軽快なスピードを武器に5連勝すると大井へ移籍。大井のC級でも7戦連続で連対と活躍してその後中央へ復帰しました。しかし500万下ではスピードが通用せず3戦したのみで金沢へ戻ってきました。いきなりのA級は厳しいかと思われた前走でしたが、2番手追走から4コーナーで逃げた馬を交わして直線半ばで先頭に立ち、あわや2着があるかと思わせました。やはり地方の小回りコースの方が先行スピードが生かせるようで、さらに息保ちアップが見込める再転入2戦目の1400メートルなら押し切りが狙えそうです。

○1 サノココ(牝5、鈴木長次厩舎)は中央のダート短距離で3勝した快速馬で1000万下で頭打ちとなり、その後移籍した大井のB1級でも入着がやっとのレースが続いてました。500キロ超の大型牝馬で見栄えが良く、大井では連対できませんでしたが、コウエイバラノマチと比べると格上の存在になります。距離は1400メートルまでなら守備範囲で、最内枠から先手を奪ってリードできれば、転入初戦から勝ち負けができそうです。

▲2 スガノランバダ(牝5、金田一昌厩舎)も逃げれば強さを発揮するタイプで、ハナを簡単に譲るつもりはありません。前走のクイーン特別は、同厩のエトワールドロゼに代わって先手を奪うとゴール寸前まで粘り込み3連単250万円台の大波乱を演出しました。今回もコウエイバラノマチとサノココを抑えて先手を奪うことができるなら際どい勝負に持ち込めそうです。

北海道のA1級から転入してきた△10 ドリームズライン(牡4、佐藤茂厩舎)も不気味です。3歳時には名古屋に在籍し駿蹄賞、東海ダービー、岐阜金賞と東海3歳重賞三冠を制している実力馬で、道営ではクラスも見込まれたこともあって苦戦続きでしたが、金沢に来れば自信を取り戻せそうです。1400メートル戦は距離不足と見て評価を下げましたが、相手関係は楽になっているだけに一変もあるかもしれません。

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馬単(ボックス) 1・2・3(6点)
3連単(フォーメーション) 1・2・3→1・2・3→1・2・3・10(12点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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