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7月12日(木)の笠松競馬メイン第10レースは「第41回サマーカップ(SP3)」(笠松競馬場1400メートル)。
遠征勢は兵庫からの1頭のみ。北陸、東海、近畿の3地区交流重賞としては、少々物足りなさを覚えるが、短距離1400メートル戦で、スピード感あふれる好バトルを期待したいものだ。
もちろん主役は◎4 エイシンバランサー(牡6、兵庫・新子雅司厩舎)。今夏移籍したばかりだが、中央の短距離ダートのオープンでバリバリに活躍していたとびきりの実績派だ。中央ではトータル5勝を飾り、今年3月には阪神1400メートル戦のオープン特別で好勝負を演じ、5着入着を果たしている。兵庫への転入初戦はプラス22キロの馬体増や外々を回らされる競馬で4着に終わったが、それでも勝ち馬からはコンマ1秒差。内容ある走りは、能力の高さと小回り地方コースもこなせる印象を与えていた。初の重賞参戦になるが、手ごろな相手との対戦に変わる東海地区の遠征重賞。ワンクラス上の力の違いをまざまざとみせつけたい。
地元勢では上り馬○10 ベルボーム(牝5、栗本陽一厩舎)に注目したい。昨年から今年にかけて、笠松で一番急成長を遂げた存在。今年5月には同距離1400メートル戦の東海クラウンを抜群の好時計で完勝。前走は行きっぷりひと息でまさかの6着大敗に終わったが、舞台は自慢の先行力がいっそう生きる7ハロン戦。変わり身に期待が持てる。
▲5 ダイヤモンドダンス(牡9、花本正三厩舎)はひと息入っていた前走の東海クラウンでいきなりの2着。改めてセンスをアピールした。今年1月の同距離重賞・白銀争覇でも銀メダルを獲得しており、ひと叩き効果も加わる復帰2戦目。勝ち負けに欠かせない存在だ。
ダート実績はいまいちで、転入初戦と不安材料は多いが△8 マリオーロ(牡6、尾島徹厩舎)は中央4勝の地力派。また初の出張戦も絶好調の△9 メモリートニック(牡4、塚田隆男厩舎)も軽視できない。
<おすすめの買い目>
馬単 4→5・8・9・10(4点)
3連単(1軸流し) 4→5・8・9・10(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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