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7月20日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「ハイビスカス特別」(A級3組、名古屋競馬場1600メートル)。
上位馬の評価差わずかで激しいVバトルになりそうだ。ただメンバー構成は前開催のA級3組からの臨戦組が多い。その勝ち馬の◎9 アイオシルケン(牡6、塚田隆男厩舎)からの狙いがベターではないか。今冬は休養に充て、5月に戦列へと戻り、前走はその復帰3戦目だった。好スタートを決めて果敢に主導権を握り、最後まで軽快なピッチのまま華麗な逃亡劇で、鮮やかに復活をアピールした。この中間、追い切りでも軽快な動きを披露し、さらに上昇ムードがうかがえる。不利な大外枠スタートになったが、逃げにこだわるまでのライバルは不在。前走同様、逃げ切りの期待がかかる。
そのA級3組で1番人気を集めながら6着に終わったのが○3 サザンオールスター(牡4、今津博之厩舎)。好位キープからレースを進めたが、伸び悩んだ上、最後は失速。A級昇級後、初めて馬券圏内を外した。ただ舞台は不良馬場。馬場コンディションが有利に作用した先行勢2頭の“行った行った決着”で必然の結果だったとも考えられる。前走以上に動いた追い切り気配からデキ落ちはない。素早い巻き返しがあっても驚けない。
▲1 アイルーロス(牝5、迫田清美厩舎)はさばきにくい内枠スタートがポイントも、末脚が生かせるマイル戦への距離延長は大歓迎。直線の差し勝負に持ち込みたいところだ。
また、久々のA級特別参戦になるがメキメキと着実に力を蓄えてきた好調馬△6 ウォーターエイト(牡7、塚田隆男厩舎)に、近況の走りに安定感がある△5 ゲスワット(牝6、原口次夫厩舎)のしぶとさも勝ち負けレベル。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 9⇔1・3・5・6(8点)
3連単(フォーメーション) 9→1・3・5・6→1・3・5・6 1・3・5・6→9→1・3・5・6(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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