8月12日(日)のばんえい帯広競馬メイン第10レースには、「第30回ばんえいグランプリ」が行われます。
ファン投票による重賞で、今年で30回を数え今では夏の風物詩になっている名物レースです。メンバー9頭中8頭が北斗賞に出走しており、ほぼ再戦です。
◎5 コウシュハウンカイ(牡8、松井浩文厩舎)810キロを本命に推します。今季は6戦して、ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞を含め5勝、2着1回の好成績を挙げている実力馬です。8歳になっても1戦ごとに進歩成長を続けていることは走りが証明しています。過去にも名馬と呼ばれた馬は数多くいますが、デビューから大きな故障がなく、146戦36勝でうち9勝が重賞という成績に表れています。900キロ以上の高重量戦になると、直線で脚が上がってしまうところがありますが、800キロくらいがコウシュハウンカイがいちばん力を発揮移できる重量。馬場状態に左右されない器用な脚が使え、今回もスピードと障害力で押しきりを狙います。
○1 オレノココロ(牡8、槻舘重人厩舎)810キロが対抗です。旭川記念優勝馬で、北斗賞ではコウシュハウンカイの6秒3差の5着と敗れていますが、当時は軽い馬場。時計の競馬になったことと敗因ははっきりしています。重賞で18勝しているばんえいで現役ナンバーワンの実力馬で、夏の暑さ対策も十分で体調が良く稽古も順調です。コウシュハウンカイとは力量的にも互角と言えますが、毎回、障害が無事に切れるか不安が残る点で対抗評価となります。
▲6 センゴクエース(牡6、槻舘重人厩舎)810キロが3番手です。重賞となると格下感は否めませんが、810キロはカンカン泣きするタイプのこの馬にとって射程圏内。正念場と言える一戦です。
<おすすめの買い目>
馬単 5→1・6・9(3点)
3連単(フォーメーション) 5→1→6・9(2点)
(文/小寺雄司)