8月31日(金)の名古屋競馬メイン第10レースは「サマースプリント特別」(A級2組、名古屋競馬場1400メートル)。
一長一短あるメンバー構成で、多くの馬にチャンスがある混戦バトルだが、短距離7ハロン戦が得意の◎5 ホウライマリーン(牝5、藤ケ崎一人厩舎)の巻き返しに期待する。4着に終わった先週のオープン特別に続いて1400メートル戦。ただ、前走は果敢に主導権を奪いに行き、しかも明らかなハイペースで飛ばし、末脚の粘りを欠く失速につながった。全11勝のうち、短距離7ハロン戦で8勝を飾ってみせるように、セールスポイントのスピードが一番生きるベスト距離の舞台でもある。体調維持の難しいコンデションのなか、意欲的な連闘策は陣営の反撃への意気込みと言えるのではないか。
安定感で上回るのは○7 リョーシンヒナタ(牝5、塚田隆男厩舎)。距離や相手、ペースを問わず、しぶとい先行力を駆使し、コンスタントな成績を残してきた。今年3月から勝ち星に見放されているよう勝ち味は遅いが、オープン特別でも3、4走前に連続3着をキープした地力派。勝ち負けに欠かせない1頭。
最近3走のオープンで3走連続して4着に終わる▲2 マヤブリリアント(牝5、井上正厩舎)だが、短距離1400メートルは当地【11・0・1・3】と抜群の相性を誇る。不気味な存在。
また、6カ月半ぶり復帰戦の△4 コスモナーダム(牡7、井手上慎一厩舎)に、ひと息入った臨戦過程の△8 メモリージルバ(牡9、塚田隆男厩舎)だが、ともにタイトルホルダーで重賞戦戦の常連。仕上がり途上感は否めないが、手ごろな構成もあってやはり軽視できない。
<おすすめの買い目>

馬単(マルチ) 5⇔2・4・7・8(8点)
3連単(フォーメーション) 5→2・4・7・8→2・4・7・8 2・4・7・8→5→2・4・7・8(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)