9月24日(振・月)の名古屋競馬メイン第11レースは「こぎつね座特別」(B級1組、名古屋競馬場1600メートル)
11頭すべてが前走勝利馬。ハイレベルで紙一重のVバトルだが、実績上位の◎5 オールージュ(牡4、瀬戸口悟厩舎)が軸馬に一番ふさわしい。同条件同距離だった2走前の1組特別を、甘いスタートながら中団から末脚を伸ばし、3馬身差2着まで詰め寄った走りに力を感じさせた。昇級初戦でいきなり強敵相手に組み込まれたなかでの、結果だけに価値も高かった。前走は手ごろな相手との対戦とはいえ、8組を2番手から早めの抜け出しで快勝と依然好ムード。大半の馬が逃げ、先行タイプで速い流れが予想され、展開は差しタイプ、オールージュに向く可能性が高い。好調な自慢の決め脚さく裂だ。
中央1勝馬で底力のある○4 フラワーイレブン(牝4、川西毅厩舎)も高い評価が必要。1400メートル戦で1分30秒6をマークした前走勝ちタイムが上々で、鮮やかに3馬身差つけたレース内容も光っていた。3走前の1組では8着に失速しているが、2度目の1組参戦。クラス慣れが見込め、前進が期待できる。
【2・1・1・2】とマイル戦で一番の距離実績を残す▲3 アナザ(牡4、藤ケ崎一男厩舎)も有力なV候補。最近2走のマイル戦を2、1着と連続連対中。ともに先制し有利なレース展開に持ち込んでいるため、主導権もしくは、うまく流れに乗れるかが、好走のポイントになりそうだ。
ゆったりしたレース間隔で大事に使われ、着実に力を蓄えてきている△10 キャラバン(セン4、角田輝也厩舎)に、転入戦の前走の勝ちっぷりが際だっていた△7 パイオニアワーク(牡4、地辺幸一厩舎)も勝ち負け候補に欠かせない。
<おすすめの買い目>

馬単(マルチ) 5⇔3・4・7・10(8点)
3連単(フォーメーション) 5→3・4・7・10→3・4・7・10 3・4・7・10→5→3・4・7・10(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)