レース展望・予想
■2018年10月30日
意欲の地方遠征で連勝狙うジャスパーエイト「加賀白山賞」(金沢競馬)

10月最後の開催となる30日(火)に開催される金沢競馬は、第6〜11レースが「平成30年北海道胆振東部地震被災者支援」競走として実施されます。メインレースは第9レースのJRA交流「加賀白山賞」(A2級以下・中央500万下、金沢競馬場1500メートル)です。

8月末の小倉で未勝利を脱出した◎1 ジャスパーエイト(牡3、JRA・森秀行厩舎)が人気を集めそうです。2歳新馬戦こそ6着でしたが、その後長期休養を挟んで、今年4月の阪神1400メートル戦で戦列復帰するといきなり2着に好走。それから常に上位人気に推され続け、前走の小倉1000メートル戦で中団から差し切りを決めて待望の初勝利を飾りました。非凡なスピードを秘めた米国産馬で、ようやく体質面に不安がなくなり、持てる素質を発揮できました。500万下の初陣で地方条件交流戦を選んできたのは、当然2連勝を狙ってのものです。約2カ月の休み明けでも入念に坂路コースで乗り込まれており、仕上がり面には問題なさそうです。

○7 ミスズバード(牡4、JRA・安田翔伍厩舎)は前走笠松の1400メートル戦が地方条件交流戦初参戦で、出遅れて最後方からの追走ながらも4着まで追い上げてきました。約6カ月半ぶりの休み明けで馬体も太め残りでしたが、走破時計も速く地方の小回りコースでもやれる手応えをつかみました。好位抜け出しで福島の1700メートル戦で未勝利を脱出しているように先行するレースも可能。発馬を決めて前々でレースを運ぶことができるなら、待望の2勝目に手が届くかもしれません。

▲9 サンマルジョイ(牝3、JRA・大根田裕之厩舎)は前走笠松の地方条件交流戦で未勝利を脱出。発馬を決めて先手を奪うとスピードの違いを見せて2着を5馬身引き離す完勝劇でした。キャリアがまだ3戦と未知な魅力もあり、金沢でも外枠から先手争いを制して自分のレースに持ち込めるなら押し切るシーンがありそうです。

△2 ソニックセンス(牡4、JRA・大根田裕之厩舎)も未勝利脱出は笠松の地方条件交流戦で、その後も笠松で行われた今回と同じ500万下との条件交流戦で連続3着に粘っています。前走の園田の地方条件交流戦では休み明けもあって11着と大敗していますが、先行有利な馬場状態にある今の金沢コースなら巻き返しがあっても不思議ではありません。

地元勢では△6 マイネルヘミニス(牡4、鈴木長次厩舎)が期待されます。JRA勢が相手でも好発を決めてハナを主張することができれば、前残りが狙えそうです。

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馬単(マルチ) 1⇔2・6・7・9(8点)
3連単(フォーメーション) 1→2・6・7・9→2・6・7・9 2・6・7・9→1→2・6・7・9(24点)

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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